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『釜石』おめでとう!2019ラグビーワールドカップ開催地決定 [スポーツ(ラグビー)]

本日21時30分ラグビーワールドカップ2019開催地が発表されました!!

岩手県/釜石市・・おめでとうございます。見事に開催地を射止められ

ました。

以下 開催場所です。

札幌、釜石(岩手県)、熊谷(埼玉県)、東京、横浜、袋井(静岡県)

豊田(愛知県)、東大阪、神戸、福岡、熊本、大分の12会場

残念ながら選考に漏れたのは仙台、京都、長崎でした。

◇ここでラグビーワールドカップを少しだけ解説します。

日本ではマイナースポーツになり下がってしまったラグビーですが

世界を見渡すとオリンピック、サッカーワールドカップに次いで

3番目の規模と言われるスポーツイベントです。

しかし歴史はまだ浅く1987年のスタート。

オリンピックやサッカーと同じく4年に1度の開催ですから今年

(イングランドで開催)で8回めを数え、日本は何と第1回大会から

すべてに出場しているのです。

でも通算戦績は1勝2分け21敗と惨憺たる結果、中でも95年第3回ワールド

カップでの対ニュージーランド戦は17対145のワースト記録として

世界では今でも笑いものとして語り草にされてしまっています。

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そして第9回ワールドカップは日本のしかも開幕と決勝試合が新装国立競技場で

開催されることは既報のとおりでしたが、本日残りの開催地が発表され、

上記の12か所が晴れて決定したわけです。

当初10会場と言われていたのですが、候補地の熱意にほだされて+2箇所

が選ばれたものと思われます。

その象徴が「釜石」ではないでしょうか・・・(注)後記

収容人員は12会場中ダントツワーストの約1万6千人程度です。

これは落選となった3会場がいずれも約2万人の収容人員を備えている

にも拘わらず4千人も収容力が劣る会場が選ばれたわけです。

また交通アクセスでもターミナル駅「盛岡」から2時間は要するので

この点においても判定を下すラグビーワールドカップリミテッドでの

評価は決して高くなかったことが容易に想像できます。

更に他の候補地は既に「器(競技場)」が用意されているのですが、釜石に

おいてはこれから建設する、という客観的には極めて不利な状況であった

にも拘わらず選出されたのは繰り返しになりますが地元を中心とした熱意の

賜だったのでしょう。

ワタシは開催地発表の実況中継を見ておりましたが、質疑応答でのラグビー

ワールドカップ組織委員会森副会長(元総理大臣です。日本ラグビー協会会長

をやっておられます)の回答が奮っておりました。

あわや失言か、と思わせるきわどい言い回しで釜石(と直接は表現しません

でしたが)の強力な熱意が10の候補地を12に押し上げたのだ、といった

趣旨の解説をされていました。

(ついでに落選となった候補地には結構辛辣な発言でした)

◇ここでラグビーと釜石の関係について(特に若い世代ではご存じない方も

少なくないかと思うのでおせっかいおやじが)ちょっと解説します。

一昨日「ラグビー日本選手権」の決勝戦が開催され「ヤマハ発動機ジュビロ」が

初優勝しましたが、かつて7連覇を遂げたチームが2つあります。

その1つはあの「スクールウオーズ」のモデルとなった平尾選手や大八木選手

を擁した『神戸製鋼』(今回開催地に神戸は選出)であり、もう一つは「北の

鉄人」として名をはせた『新日鉄釜石』なのです。

ラグビー人気が絶好調の1978年~84年でしたので今では考えられないほど

脚光を浴びていたものです。

当時日本選手権は1月15日「成人の日」に国立競技場で行われ、いつも

観客席で応援する着物姿の成人式を迎えた女子と大漁旗を振りかざす「釜石」

からやってきた応援団が大きくニュースで取り上げられていました。

もちろん釜石は東日本大震災の被災地という側面も開催地決定に大きな要素を

占めていたのでしょうが、このようにそもそも釜石の象徴が「ラグビー」に

あるのです。

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個人的に予測していた候補地と概ね差がなかったのですが、自分にとって少しだけ

意外に感じたのは地域的にラグビーの強豪チームや専用施設を有していないと考え

られる大分や熊本、それから圧倒的なサッカー人気に押されている静岡県(袋井)

が選ばれたのは地元の方々の頑張りはもちろんのことでしょうが、十分な収容施設

を有していた強みなのでしょうか。

いずれにしても選出された地域は4年後に世界からラグビーウォッチャーが

訪れることになるのでそれに恥じぬよう準備を進めてもらいたいですし、

そもそも日本代表チームがまず今年開催のワールドカップで優秀な成績を

挙げ実力を示すことで人気アップにつなげてもらいたいものです。

錦織選手の大活躍でテニス人気が上がっている好事例(WOWWOWの契約率

然りです)が示す様に。

そして我々ラグビー愛好家が周りの方々に親しみを込めて普及に励んでいくことが

重要であると感じたがゆえ、いつもずぼらブロガーのワタシですがこういうとき

ばかりは記事の立上げを素早く行ったものです。

image.jpg


(注)3月3日   追記

新聞記事に目を通しますとワールドカップリミテッドで低評価だったのは熊谷と福岡となっていました。

釜石の皆さん、勝手に低評価と想像して申し訳ありませんでした。


”複写機ダービー”キヤノンVSリコー【ラグビー/トップリーグ】 [スポーツ(ラグビー)]

image.jpg

昨日秩父宮ラグビー場へラグビートップリーグの2試合を観戦に行って

きました。

学生ラグビーはちょくちょく観戦しに足を運んでましたが、秩父宮での

トップリーグは自分にとってお初です。

第一試合が夕方4時40分からのキックオフなので午後4時に地下鉄・外苑前駅で

待ち合わせをしたのですが、もの凄い混雑。

秩父宮に向かう歩道も溢れんばかりの状態に、いよいよラグビー人気がブレイク

したかな、と思いきや隣の神宮球場での「乃木坂46」のイベントと重なっていた

のでした。 

image.jpg

それでも門の中に入るとなかなかどうして乃木坂に勝るとも劣らない熱気を

ここ秩父宮でも感じられました。

写真のキャラクターは第一試合に登場する「クボタ・スピアーズ」のスッピー。

このほか笛や太鼓のお囃子が繰り広げられていて、さながら神社の祭りにでも

訪れたような錯覚に囚われてしまい、それだけでも何だか楽しくなってきます。

◇     ◇     ◇     ◇     ◇     ◇     ◇

 さてここで少しだけ「ラグビートップリーグ」について解説しておきましょう。

「ラグビートップリーグ」とは日本全国の最も実力を有した16チームから構成

されていて、8チームずつの2グループに分かれての総当たり戦がファースト

ステージにおいて繰り広げられます。

以降セカンドステージを経て上位チームによるトーナメントの日本選手権へと

進んでそのシーズンのチャンピオンが決定します。

16チームの内訳は昨シーズン王者のパナソニック・ワイルドナイツ(本拠地・

群馬県)を始め関東に拠点を置くチームが9組、中部~関西が5組、そして

九州2組です。

現在のトップリーグ方式となって今シーズンで11年目を迎え、その間に各チームが

積極的に補強を行うべく外国人選手(特にラグビーが盛んで実力者揃いのオセアニア

地域)の加入が増えたことにより格段と実力がアップしました。

しかし所詮プロスポーツに移行していないため、結果として盛り上げ策が不十分なのか

情宣方法が中途半端なのか人気の面では実力面ほどのアップに至らず、悩みのタネと

なっています。

今から21年前にプロスポーツへ移行したサッカーJリーグのような断行が必要な時期

に来ているのかも知れません。

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 で、本日の第一試合は昨年王者パナソニックVSクボタ・スピアーズ。

ラグビーはウインタースポーツなのですが、本日は真夏にも拘わらず公式戦第2週で

しかも王者パナは前週東芝・ブレイブルーパスに手痛い敗戦を喫しての2戦目です。

メンバーとしてもスーパーラグビー(世界で最高レベルのラグビーリーグ戦)に加盟

している選手2人を擁しているのでパナとしては絶対に負けられないところでしょう。

 案の定その2人の選手の活躍などで47対22でパナが勝利しました。

中でも目を引いたのがスーパーラグビーのプレーヤー堀江翔太選手のゴロパント。

(ゴロにころがすキックのこと)

彼のポジションは2番(フッカー)であり、スクラムの中心としてスクラムを押し

たり、ボールをスクラムから掻き出すことがそのポジションの最大の使命なので、

普通このポジションの選手としてはパスはさておきキックを行うことはまず無い

(というよりキックを駆使する技術を要していない)のですが、さすがスーパー

ラグビーで鍛えているだけあり、10番(スタンドオフ=ラグビーにおけるエースの

ポジション)に勝るとも劣らぬ絶妙のゴロパントを蹴って結局それがファーストトライ

につながったのでした。

image.jpg

そして第二試合はキヤノン・イーグルス対リコー・ブラックラムズの通称

「複写機ダービー」

本業でもしのぎを削っている両チームの対戦はこれまでリコーの2戦2勝、しかし

メキメキと力をつけてきているキヤノン、目が離せない試合展開です。

ご覧の通りの観客数、第一試合よりかなり増えていました。一万人は超えていた

ことでしょう。ラグビーウオッチャーとしては嬉しい限りです(^^♪

またこの試合は「川中島の合戦」という演出を見立てていました。

image.jpg

赤いユニホームをまとうキヤノンが「赤の武田軍」、対して黒いユニホームの

リコーが「黒の上杉軍」だそうです。

image.jpg

キヤノンがトライを挙げると赤のノボリが派手に振られ、応援の迫力では

キヤノンに軍配が・・そして試合も途中逆転に成功したキヤノンがリコーの

追撃を振り切り33-12で対リコー戦初勝利となりました。

キヤノンはラグビーチームとしては比較的新しいのですが最近メキメキと実力

をつけてきており今後さらに注目すべき存在となってゆくことでしょう。

*    *    *    *    *    *    *

 ということで、思いのほか観客数が多かったことと、川中島の合戦をモチーフと

したり、笛太鼓のお囃子を演出したり、はたまた両チームともトライ後にバック

スタンドの観客席前あたりから水しぶきをあげる演出を行ったり、とビジュア面で

結構色々と工夫を凝らし人気を盛り上げようとする姿勢にいちラグビーウオッチャー

としては大いに感心した次第です。

因みに同行者のひとりはラグビー初観戦でしたが、ナマの迫力とこれらの演出が面白

かったとの感想を述べられたので、ワタシとしては5年後のワールドカップをつい力説

してひとりでも多くラグビー愛好家を増やそうとするのでした(笑)


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【国立競技場ファイナル】ブルーインパルス飛行&サッカー・ラグビーレジェンドマッチ [スポーツ(ラグビー)]

1964年10月10日・・東京オリンピック開催

国立競技場の上空には「ブルーインパルス」飛行隊が颯爽と舞い、華麗に

五つの輪を描きました。

今年はそれからちょうど50年が経過したことになりますが、先月31日

再び国立競技場の上空に「ブルーインパルス」がやってきました。

そして華麗な演技を披露して、間もなく取り壊されてしまう競技場の

「ファイナルイベント」に花を添えました。

IMG_0900.JPG

申し遅れましたが、私ことこの日開催された「国立競技場ファイナルイベント」

に行ってきました。

IMG_0903.JPG

どんなイベントが行われたのかと申しますと、ブルーインパルスの飛行を挟んで

「サッカー」と「ラグビー」の「レジェンドマッチ」が行われたのです。

IMG_0905.JPG

観客席はご覧の通り満員。

ラグビーウォッチャーの私としてはラモス選手やゴン中山選手など元日本代表

が出場した「サッカーレジェンドマッチ」は見逃したものの、ラグビー早明戦で

活躍した往年の選手たちが年代別(50代、40代、30代)に対戦した

「ラグビーレジェンドマッチ」はしっかりと観戦させていただきました。

50代マッチでは頭髪が白くなっていたり額が寂しくなっている選手も散見され

ウオームアップでは双方にこやかに練習していましたが、いざ試合が始まると

スピード・当たりなどなかなかどうしてガチンコ勝負でした。

聞いたところによるとアキレス腱断裂や顔面陥没骨折を受けた選手もいたとか・・

因みに勝敗は3世代とも早稲田に軍配が。 

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 ところでその前週である5月25日にもラグビー「ドリームマッチ」と称して

全国ラガーマン希望者の応募抽選から選ばれた一般参加チームVS林・大八木・

増保選手(神戸製鋼)など往年の名プレイヤーと現役のトップリーグで活躍して

いる選手たちの混成で組まれたチームとの対戦が行われたのです。

このときはさすがにドリームチームが手加減して一般参加チームに花を持たせて

いました。

一般参加のある選手がトライをとった後に、急にマイクが向けられてスタンドで

観戦しているカノジョにプロポーズを行う、というサプライズパフォーマンス

などもあり、失笑してしまいましたが中々凝った演出にちょっと感心でした。

なおこの試合は2015ワールドカップアジア地区最終予選である香港代表

との試合の前座試合として組まれたものです。

 そしてメインイベントの日本代表は香港代表に49対8で圧倒的な勝利を

収め、見事にワールドカップアジア代表の座を射止めたのです。

 しかしこの時期世の中はサッカーワールドカップブラジル大会の開催直前で、

人々の関心がすべてそちらに殺到しているためこのラグビーの誇るべき記事は

マスコミでも片隅でしか取り上げておらず、ラグビーウォッチャーとしては

非常に寂しい思いに明け暮れている次第であります。

とは言え最近の日本代表は着実に実力を上げており、香港戦勝利後も直近の対戦

成績では1勝9敗と苦手としていたサモア代表に33-13と快勝、またその次

のカナダ代表には過去のワールドカップで2戦2分けと互角の勝負をしていた相手

ですが今回敵地で戦って前半9-25のビハインドから後半に巻き返し34-25と

大逆転勝利を収めているので非常に地力がついてきたものと言えます。

ということで目下対外試合で6連勝と絶好調を極めているのです。

この調子で実力を更につけて来年のワールドカップではサッカーともども是非とも

決勝トーナメントへコマを進めてもらいたいものと願っております。

◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇

 いっぽう高校ラグビーでも先日注目すべきニュースが舞い込んできました。

それは全九州大会福岡県予選でのこと。

全国優勝常連の東福岡高校が県下随一の進学校である修猷館高校に準々決勝で

敗れたばかりか、修猷館はその勢いを買って決勝でやはり県内有数の進学校で

あり東福岡高校に次ぐ県内ラグビー強豪校の筑紫高校を準決勝で退けた小倉高校

を破り優勝を遂げたのでした。

これは文武両道を標榜する地方の名門公立高校のスポーツにおける目覚しい活躍

として非常に微笑ましい出来事だと、判官びいきのワタシとしては共感してしまい

ました。

*    *    *    *    *    *    *    *

(繰り返しになりますが)今はサッカーで非常に盛り上がっている時期ですが、

ラグビーも来年がワールドカップです。そして更に5年後の2019年は日本で

ワールドカップが開催されるのです。

しかも新国立競技場のこけら落としは東京オリンピックではなく、ラグビー

ワールドカップなのです。

日本代表チームにはもっともっと強くなって、そしてラグビー人気も取り戻して

もらいたいと応援しています。


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【ラグビー】国立競技場最後の早明戦とユーミン「ノーサイド」 [スポーツ(ラグビー)]

 

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2013年12月1日 午後2時キックオフ 於)国立競技場

 

毎年12月の第一日曜日に国立競技場で開催されているラグビーの早大VS明大

(通称早明戦)が東京オリンピックに向けてここを改装するため、ここで行われるのは

今年が最後になるとのことで、かつて観客席を満員にしたこのカードをもう一度満員

にして締めくくろうというプロジェクトが立ち上がり本日に至ったわけです。

そしてその一環で(ベタな企画かも知れませんが)何と松任谷由実が、かつてラグビー

人気が絶頂期だったころに発表した「ノーサイド」を唄って締めくくるというイベントが

決定したことにより、前売り券が完売状態となり、観客席を満員にする目的はほぼ達成

することができたのです。(公式発表で約4万7千人)

というこもあり、私は何年かぶりでこの早明戦を観戦するために国立競技場に足を

運んできました。

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試合前に早稲田のサークルによる和太鼓のパフォーマンスです。

この前にもチアガールの華麗な演技がありましたが、女子のグループのみならず

男子のみのチームによるチアリーディングの演技も披露されたり、と多種多様なイベント

が続いてかつての早明戦とは様変わりです。

そう、かつては試合前に校歌が歌われることも無かったし、応援団も登場

せずと至ってシンプルでした。

ラグビーもルールと共にこのよな観客を楽しませるための方法に関しても

進化を続けているのだろう、とオールドファンとしては感心してしまいました。

 

さてここまでの両チーム戦績ですが、帝京大が既に全勝優勝(第一位)を決めて

おり、ワセダがここまで1敗。対するメイジは3敗を喫しているのでかつてのように

全勝対決、勝者が優勝(第一位)というパターンではないためその点では盛り上がり

に欠けると言わざるを得ません。

(因みに昨年はメイジが終了間際に逆転し第一位を勝ち取ったので盛り上がりました)

 

そして2時ちょうどに試合開始

メイジが技ありのドロップゴールで3点を先制した後ワセダもPGで追いつき、

前半は3対3と緊迫した展開。

後半になるとワセダが2トライ(1ゴール)を決め、結局15対3で勝利し、昨年の雪辱を

果たし、また国立での最後の早明戦を締めくくることができました。

 

と、ここで普通なら観客はそそくさと去っていくのですが、今日は誰も席を立ちません。

そうです、ユーミンが登場するのを待ちわびているのです。

そしてほどなくしてユーミンが登場しました。夫の松任谷正隆さんもピアノ演奏のため

現れました。(本人はフェイスブック上で出身大学の黒黄ジャージを着用して登場する

と息巻いていましたが、普通のジャケット姿でした(笑))

IMG_0681.JPG

  ♪ 彼は目を閉じて枯れた芝生の匂い深く吸った~

 歓声よりも長く、興奮よりも速く 走ろうとしていたあなたを・・・♪

IMG_0683.JPG    IMG_0682.JPG

早大の垣永主将の顔も電光掲示板にアップで映されていましたが、その眼には一筋の

涙が流れ落ちていました。

私もそれをみてついうるっとしてしまいました。

 

1ラグビーウォッチャーとして本日の観客の入りは素直に嬉しく思いました。

6年後にラグビーワールドカップが日本で開催されます、時間はあまり

無いのです。

本日のこの企画をきっかけてとして人気が回復してゆくことを願ってやみません。

 

 


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【大学ラグビー/劇的試合展開】早明戦、天理対同志社戦  [スポーツ(ラグビー)]

大学ラグビーもいよいよ佳境を迎え、本日は関東ラグビー対抗戦

随一の人気カード早明戦が行われました。

早大はここまで帝京、筑波に敗れており優勝は逃していますが、

明治はこの一戦に勝利すれば優勝を呼び込むことが出来るので、

気合の点からは明治の方が上回っているかもしれません。

しかしこの試合が両校100戦めに当たるそうなので、勝利への気迫

においては両校ともイーブンでしょう。

そんな状況下で午後2時キックオフ。

明治が開始後早々にパントキックからの攻撃で先制(7-0)。

すかさずワセダも反撃しPKを決めて7-3。その後両校得点を重ね

前半19-13と明治リードで折り返し。

ところが後半早稲田が早い時間帯に3本立て続けにトライを獲り

32-19とひっくり返す。

これで勝負あったかに思いきや、今シーズンのワセダは後半の

後半に失点を重ねているので注目していたら、案の定30分

過ぎに明治が認定トライ(32-26)を奪い、更にロスタイム最後の

ワンプレーで執念のトライを決め1点差(32-31)とし、ほぼゴール

ポスト直下からのゴールは外すことなく決まり33-32で劇的に試合を

うっちゃりました。

明治としてはこれで対抗戦で14年ぶりの優勝。また早明戦では

4シーズンぶりの勝利、しかも監督の吉田さんにとっては監督と

しては早明戦初勝利といいことづくめです。

因みに昨年の早明戦ではこれと全く逆のパターンでノーサイド。

直前まで16-15と明治がリードしていたにも拘わらず終了間際に

明治選手が反則を犯し早稲田のペナルティゴール成功により18-16

と試合をひっくり返して終了となったのでした。

その反則はオブストラクションという相手を妨害するプレーでしたが、

私などテレビで観戦していてなぜ早稲田にペナルティが与えられたか

よく理解できないほどの、微妙なある面早稲田にとってはラッキーとも

言えるレフリーのジャッジでした。

ところが本日の明治が最後にトライにつなげたプレーの直前は昨年と

全く逆の状況で、少なくともテレビの中継角度では明治側のノックオン

(ボールを前に落とす)かスローフォワード(ボールを前にパスする)の

反則があったように見受けられました。

サッカーでも然り、スポーツには「えっ」と思うジャッジがつきものですが

後味を悪くしてしまうのでレフリーには酷なお願いと思いつつも、常に

公平なジャッジを下してもらいたいものです。

 いっぽう昨日の関西大学ラグビーリーグ戦伝統の好カード同志社対

天理戦も劇的な幕切れ。

後半のロスタイムで5分も経過した中天理の連続攻撃で生まれた逆転トライ

(32-29)でした。

同志社は九分九厘の勝利を逃したため大学選手権出場の権利も逸して

しまう羽目に陥ってしまったので非常に残念です。

しかしそのかわり(と言ってはなんですが)早稲田対天理という好カードが

1回戦で実現でき、これは目が離せません。

 また、大学選手権とくれば、帝京大の4連覇はどうなるか・・

その帝京大ですが、同じく昨日行われた試合で筑波大に苦杯をなめました。

筑波は国立大として初の対抗戦優勝、おめでとうございます。

ますます目が離せなくなってきた大学選手権です。


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【大学ラグビー】今シーズンの王者は・・&ラーメン/ホープ軒 [スポーツ(ラグビー)]

日に日に秋が深まってまいりました。

その気候と同様に大学ラグビーもシーズン中盤に差し掛かり

深まってきております。

で本日は注目の一戦、筑波大VS早大のカードを観戦するために秩父宮

ラグビー場まで出掛けてきました。

秩父宮ラグビー場.JPG

単身生活8年めでようやく関東に移ってきたので久しぶりの秩父宮詣でです。

さて試合展開ですが、前半はミスが目についたものの双方厳しいデジフェンスの

応酬で0-0。

後半先制トライは筑波で早大ゴール前スクラムからFWサイド攻撃により5-0。

しかしすかさず早大もゴール前モールを押し込んで7-5と逆転。

その後一進一退を繰り返し35分まではこう着状態。

ここで筑波が早大ゴール前の攻防から一瞬のスキをついてトライ

(ゴール成功)で12-7と逆転。

その後残り5分ほどで何と2トライを追加し、終わってみれば筑波が

26-7と圧勝しました。

早大の戦いぶりには伝統とされるしたたかさやゴール前での粘り強い

ディフェンスが微塵も見られず大変残念でした。

一方筑波大は国立大の星として対抗戦グループ初優勝に向けて今後

更に注目してゆきたいものです。

ただ今年も強力FWを擁する帝京大の実力はナンバーワンと目されている

なか、筑波大は本日の戦いでもスクラムを早大に押し込まれていたので、

これから先この弱点をどこまで鍛え上げられるかがポイントとなるかも知れません。

判官びいきですが、大学選手権での帝京大4連覇阻止に期待したいところです。

 

話が前後しますが、筑波VS早大の前には、リーグ戦カードとして関東学院VS

中大戦が行われました。

かつての勇者カントーが何と12-50で敗れ、ここまでのところ全敗です。

このままだと2部リーグ陥落のピンチ。

また関西ではやはりかつての王者同志社が本日まででカントーと同じく

0勝2敗と成績不振にあえいでいます。

対する天理大ですが、昨年度帝京大にあと一歩のところまで追い込んだ実力は

健在で今日までで同志社とは対照的に2連勝と今年度も期待が持てそうです。

 

さて話を関東対抗戦に戻しますが、今後のスケジュールは明治や慶応との対戦が

組まれていますので目が離せません。

しかし今年も最終試合は12月2日(日)早明戦ですが、その前日である12月1日(土)

が筑波VS帝京ですのでこれが優勝決定戦になりそうですね。

 

番外編:

  秩父宮には千駄ヶ谷から歩いて行ったのですが、途中にかの有名な

  ラーメン店「ホープ軒」があります。

 ホープ軒.JPG

  久々に食してみました。

  相も変わらず立ち食いのカウンター・・30年前の頃と変わっていません。

  そしてこの脂っこい(しかし食してみると見た目ほどでもないのですが)

  スープがまだまだ美味しい、と感じる自分の味覚状態にホッとして店を

  後にしました。

  なぜって、焼肉を美味しいとあまり感じくなって久しいから、です。

 

 

 

 

 

 


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【ラグビー大学選手権】正月に勝ち進む4強チームはいずこ・・ [スポーツ(ラグビー)]

(大学)ラグビーウォッチャーにとってはたまらない季節がやってきました。

明日は大学選手権2回戦が行われます。

1回戦の結果はおおよそ順当勝ちと言えましたが、その中でも特筆すべき

試合は慶大対流経済大でしよう。

日本最古のラグビーチームが外国人を擁した実力新興チームを執念と伝統で

跳ね返したと言えます。

慶大は対抗戦グループでは4敗第5位と振るわぬ戦績、一方の流通経済大は

外国人を擁してリーグ戦で初優勝を遂げるなど飛ぶ鳥を落とす勢いで臨んだ

選手権の1回戦でしたが、結果は24対39で思わぬ惨敗。

リーグ戦では前年まで4連覇を果たした東海大を破っての初優勝でしたから、満を

持して大学選手権に臨んだことでしょうが、国内ラグビーチームとして最古の歴史

を誇る慶大に一蹴された結果となっていまいました。

学生スポーツはラグビーに限らず実力以上に伝統の力というものが発揮される

ように感じます。

さてその慶大ですが、2回戦は関西の勇者天理大との対戦です。

天理大は2年連続関西大学リーグ戦で優勝している通り近年関西におけるトップ

レベルの実力を有したチームであり、明日行われる4試合の中ではどちらが勝って

もおかしくないという点で、最も注目の一戦といえるのではないかと思います。

もし慶大が勝つようでしたら多分対抗戦のチーム(帝京大、早大、明大と筑波大の

勝者および慶大)が独占することでしょう。

そして決勝戦は帝京大の史上2校めの3連覇達成かどうかが注目の的です。

迎え撃つ早大は対抗戦中盤までの自信のない戦いから怪我で出遅れていた

選手たちの復帰もあって早慶戦、早明戦より一皮剥けた感がありリベンジの

期待が高まります。

いずれにせよ来月の選手権決勝までは目が離せません。

(23日より年賀状を作成しながらグダグダ書いていたら、アップが2回戦の

当日になってしまいました。)


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【ラグビーワールドカップ】オールブラックス24年ぶり世界の頂点へ立つ [スポーツ(ラグビー)]

先ほどラグビーワールドカップ(以下WCと表記)決勝戦「NZ(オールブラックス)

VSフランス」を見終えてきたところです。いやあ凄すぎる試合展開でした。

近所でみつけたスポーツバー「GLAND SLAM」で臨時営業にて決勝戦の実況

生中継(Jスポーツ)を行うとの看板をチェックしたのでラグビーウォッチャー

3人を誘って観戦してきました。

 スポーツバー「GRANDSLAM」.jpg

130インチワイド画面から繰り出す映像は競技場で観戦しているかのような

錯覚を起こすほど迫力がありました。

さて試合前の予想としては実力NO1のオールブラックス(NZ)が圧倒的有利

とされており、フランスがどの程度応戦できるのかが興味の中心でした。

キックオフ前恒例のオールブラックスによる闘い前の儀式「ハカ」を全員が

踊って相手を威圧するかと思いきや、仏も負けじと全員がセンターラインまで

にじりよりオールブラックスを睨みつけ一触即発の雰囲気。

そして試合が始まると予想に反して仏が果敢に攻め込む。

オールブラックスにしてみれば下馬評のプレッシャー故動きが鈍かったの

かも知れません。

それでもオールブラックス自陣で得たペナルティをタッチキックで大きくゲイン、

その後のラインアウトを見事なサインプレーで1番がノーマークとなりあっさり

先制トライ。これでワンサイドかな、と思いきやこの後も仏の闘志は一向に

衰えず意外にも前半終了時点で8(NZ)対0(仏)

後半開始後は暫く一進一退の攻防が続きましたが、センターあたりのポイント

でNZが出したボールから安易なキックパスをしたところ仏がインターセプトして

ゴール前まで運ぶ。そのスクラムから出たボールを右に展開し、最後はFWの

選手か?NZタックルを振り切りノーマークとなってゴールポスト直下にトライ。

当然ゴールも決めて8(NZ)対7(仏)に・・

俄然面白くなり、手に汗握りながら観戦していましたが、その後約30分強

お互い無得点が続いたものの、やはりオールブラックスには観戦客の9割

以上が観客自らチーム名そのものである黒いジャージを身にまとって応援

している異様とも思えるスタジアムの雰囲気で仏選手を呑み込んでしまった

のか、とにかく地の利を生かして1点差で悲願の勝利を挙げたのでした。

世界一を決めるのにふさわしい殆どミスの無い模範的な試合内容に我々も

充分堪能しました。

オールブラックス優勝インタヴュー.jpg

(オールブラックス主将マコウのインタヴュー)

それにしてもこのスポーツバー「GLND SLAM」これだけの設備を備えていて

飲み物、食べ物の種類が豊富、価格もリーズナブルなので本日参加の4名は

すっかりお気に入りとなり、またここでラグビーウォッチングをしようと意気投合

のもと解散しました。

 

 ところで昨日はこの4人ともども「NRD会」に参加してきました。

NRD会とは「名古屋ラグビー大好き吞み会」の頭文字をとったものです。

年に2~3回不定期にただ集まって酒を飲むという大雑把でゆるゆるの

会合なのですが、今回は気合が入っていてホテルで開催、ネクタイ着用

とのこと。

というのもラグビー元日本代表現NPO法人代表林敏之氏を招いて講演

してもらうのでちょっとフォーマルにやってみたということです。

 ヒーローズ代表林敏之氏.jpg

(林氏の熱弁、その隣はやはり元日本代表WTBの国定氏)

今でも熱い林氏は今回のWCでの日本代表の戦績を辛辣に批判しており

ました。

一ラグビーウォッチャーの私としても全く同感でして、8年後にここ日本で

ラグビーのWCを行うというのに、今回のNZでのジャパンは2勝を目標と

していたにも拘わらず0勝1分3敗とあまりにも惨めな結果でした。

ジャパンのヘッドコーチは言わずも知れた元オールブラックスの名手

「ジョン・カーワン」で前回WCの戦績は短期間の就任であったにも拘わらず

今回と同様の戦績を収めたので手腕が買われたものでした。

今回はWC直前のパシフィックネーションンズカップで初優勝を遂げるなど堅調

に推移してきたので期待も高まっていました。

ただ今回WCを戦うに当たりカーワンは「2勝」を標榜しており、これは私でも

おかしいのではないか、と疑問を抱いたくらいです。

2勝というのは同グループ内対戦において世界ランキングで同等かそれ以下の

「カナダ」と「トンガ」へ勝利すればそれでいい、ということと解釈できます。

勿論選手たちには毛頭そんな積りはなく全部勝つ意気込みであったと思います。

事実初戦で今回準優勝したフランス戦は後半30分過ぎまでジャパンが追い上げて

4点差まで迫ったものでした。

スポーツで「たられば」は禁句ですが、それにしても惜しい状況でした。

その後パシフイックネーションズで勝利したトンガに敗れ、最終戦ではカナダに

何と終了直前まで8点差をつけてリードしていたのに、終わってみれば引き分け

と、ダイマル(林)さんが怒るのも無理のないことです。

更に悔しかったのは日本と実力伯仲のトンガがフランスに勝利したことです。

またも「たられば」ですが、今回日本がトンガ並みの成績を収めていれば8年後

の日本開催WCに弾みがついたこと間違いなしなのです。

これではサッカーの人気と実力に水をあけられるばかり・・

こうなったらなでしこジャパンのようにラグビーでも「女子」に活路を見出す

しかないか・・

(事実2016年オリンピック種目で7人制ラグビーが女子でも採用されるため

強化を急いでいるところです。NRD会にも地元女子ラグビーチームのメンバー

が何名か参加されていました)

 


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