【台湾観光】線路上で発射する天灯のカオスさと首狩り族の地を往くトロッコ列車 [旅行]
先月のことになりますが、台湾を観光してきました。
7年前に初めて訪れた時は観光地をあまり観て回らなかったのですが、今回はランタン・・
天灯の打ち上げイベントや千と千尋の神隠しに登場する建物のモデルがあると言われてい
る九份観光、それにトロッコ列車に乗って原住民の舞踊などを見学したりと、色々
体験できたので一応記録にとどめておこうと思います。
まず最初に向かった先は<十份>という場所で行われる≪天灯≫の打ち上げです。
≪天灯≫というランタンを空に飛ばす、この様なガイドさんの説明に(いつものように)
予備知識なしで臨んだので全く理解できていなかったのですが、目的地に向かう途中の
バスの中からこの光景を目にして、要するにこういうことかとようやく呑み込めました。
このように大人の背丈に近い程の大きな提灯の中で火をともして空に打ち上げると
いうものなのですね、そして提灯には墨で願い事を書いて・・
ご覧のとおり鉄道廃線のスペースを使って打ち上げ準備に取り掛かります。
線路の両サイドはお土産ショップ、そして線路上では観光客がごった返しといかにも
東南アジアのカオスな雰囲気という感じでした。
提灯下部の燃え盛りに注目あれ、着火すると空へ舞い上がって行きました。
熱気球の原理なのですね、お見事パチパチパチ・・(火が燃える音でなく拍手ですw)
と空を見上げ続けていたら廃線と思っていた線路からなんと鉄道がやってきました!
こんなところで轢かれて命を落とすわけにはいかない、笑うしかなかった。
のどが渇いたのでオレンジジュースを飲んでみることとします。
60元≒300円、店員さんが目の前で4個のオレンジを絞って提供してくれました。
「天然最好」という日本語の宣伝文句が造語なのか少し気になったのですがw
次に向かった先は<九份>です。
千と千尋の神隠しに登場するような建物に出くわしました。
夜間であいにくの雨かつ四国の金比羅山の参道のように坂と階段の狭い道に観光客でごっ
た返しだったので落ち着いて観て回る余裕はありませんでした。
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翌日は台北からバスで約1時間ほどと近くも風光明媚な烏來(ウーライ)区を訪れました。
最初に民族博物館を訪ねてガイドさんの説明によるいわゆる台湾人のルーツとされている
『タイヤル族』についての解説を受けたり歴史的資料を見学したりしました。
ガイドさんの説明で衝撃を受けたのは、タイヤル族の男性は敵族の首を召しとって帰って
来て初めて一人前と見なされるという風習を有していたということ、しかもそれが比較的
近世まで行われていたという点には驚きを禁じ得ませんでした。
尤も日本にしても戦国時代では敵将の首を召しとりそれが合戦における勝利のシンボルと
されていたわけですから驚くほどのことでもないのかも、ですかね。
民族博物館をあとにして今度はトロッコ列車に乗車します。
このトロッコ列車ですが元々は木材運搬用に人力で動かしていたものを今から60年ほど前に
観光用としてリニューアルされたそうです。
終点駅の手前のトンネルも観光用として路線を延長するべく比較的最近掘られとのこと。
台湾の発展・躍進がこのような観光地においても垣間見ることができますね。
終点の駅を降りた先の<酋長文化村>で昼食を摂りました。
台湾名物料理である竹筒に入った中華おこわを堪能しました、うまかった。
食事を摂った後は先住民族の美男美女による民族舞踊を披露してくれました。
こちらの写真は舞踊後、烏來のシンボル<滝>を背景に記念撮影に応じてくれたもの
です。
イノシシの牙のキーホルダー。けっこう値が張りましたが自分が亥年なものですから
ひとめぼれしておみやげとして自分のために即決購入、お守りとして大切にします。
滞在最終日の夜は前回行きそびれた<夜市>に繰り出しました。
鍋から上がる炎は迫力満点、それを眺めつつ深夜にたしなむビールとラーメンは蜜の味。
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翌朝、帰国の日。ホテルから桃山空港まで仲間が大型タクシーをチャーターしてくれたので
すが、現地紙幣が底をついてしまったので仲間に支払うことができません。
ホテルで両替すればノープロブレムではありますがレートが高いのでそれはやりたくない。
日本円で精算することで勘弁してもらおうかとも考えましたが面倒をかけてしまうことにな
るのでやはり現地紙幣を準備することとします。
と、ここで数年前のNZを旅した時の裏技を思い出しそれを実践することを考えつきました。
すなわちクレカによるキャッシング作戦です。
さっそくホテルを出てすぐ並びにある銀行のATMに向かいました。
1か所めのチャレンジは最後のボタンをクリアできず失敗。(なぜクリアできなかったのか
は現地語なので理解できず)
数軒先に別の銀行ATMでチャレンジするもここでもダメでした。
次に失敗したら諦めてホテルのフロントに駆け込むつもりでいたところ成功にこぎ着けたの
です。同じ操作をしたつもりなので何が違ったのか把握できずでしたが、往生際が悪かった
ことが奏功しました。
ちなみに1000元の借入で後日発行されたクレカ明細では手数料込みで約4800円。
空港での両替では約5千円程度要したのでやはりお得でした。
ホテルなら軽く5千円超でしょう。
割り勘のタクシー代を払っても余る金額だったのでセブンイレブンに立ち寄って日本では
見かけない商品をいくつか購入してみました。
牛乳愛好家のワタシとしては『特濃5.1』の表示に魅せられて思わず購入し、乳脂肪分5.1
%を体験しようと勢いよく飲んでみてズッコケました。
『牛乳』ではなく『豆乳』だったのです、チャンチャン。
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ちょうどおあとがよろしいようで締めようと思ったのですが、番外編としてお蔵入りに
しようとした写真を目立たぬようにアップして結ぶこととします。
<烏來>に所在した建物にそびえる壁面彫刻2体です。
若干修正を加えねばアップがかなわないと判断しましたことご容赦ください。
昨今しきりに声高に問題提起される「ダイバーシテイ」を考えるにあたって今一度原点
に立ち返ってこの2体を見つめなおして論じたいものです(本気度50%です悪しからず)