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【塩船観音寺/青梅】猪目(いのめ)の石灯籠が迎えてくれる躑躅寺 [旅行]

かつてsakamonoさんのブログに登場して知ることとなったハートのマークが彫り

込まれた石灯籠。

衝撃でした。荘厳でお堅いイメージの石灯籠(石で造られているから実際に硬い・・

チャンチャン)にあんなにもソフトでとても似つかないものがかたどられているとは

いったい何なのだろうか・・

俄然実物をこの目で拝みたくなり、それから待つこと(たぶん)2年(くらい)ですか、

このたび青梅まで出かけてわが眼に焼き付けてまいりました。

オフ会セッティングのプロ英ちゃん企画で<塩船観音寺/青梅>の「つつじ祭り」

鑑賞会に参加をさせていただいたものです。

つつじが華やかりしころなので今から2か月ほど前のことですがw


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かやぶき屋根の山門はすこぶる歴史の重みと迫力が感じられ貫禄そのものです。


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その山門をくぐると早くも目指す石灯籠が鎮座しておりました。


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想像していたよりも新しめでつい2~3年前に作られたとの表示あり。

山門と比較すると重みが感じられず自分の嗜好からするとちょっとがっかりです。


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やかんでしょうか・・いや寺院なので急須かな?


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これはお茶の道具では・・(名称が解りませんが)



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これらもきっとお茶の道具ですよね、たぶん

ちなみにこちらの石灯籠は入り口から少し奥に入ったところに建てられているもので

入口のものよりはくすんでおり年季が入っている分少しだけ貫禄が感じられました。


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うむ、平成15年と刻まれていました。


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なおも奥に進むと鮮やかなつつじをバックに仁王像が聳え立っていました。

さらにその後部にはカラフルな垂れ幕が見られますが、黄色と青色の配色を見出す

とどうしてもウクライナ国旗を連想するのでつい憂えてしまいます。

ウクライナの人々の安全を願ってやみません。



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鮮やかと言う以外に形容する言葉が見当たりません、この景色を鑑賞することを

主目的としてやってきたオフ会なのですから。


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さらにつつじの群生の最上段には崇高なお姿で直立されている観音さま。

こんなにも雄大かつ周囲が豊かな植物で囲まれている立体的な観音像を東京都内で

見られたことに驚きを禁じえませんでした。


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蛇足ですがハートが彫り込まれていない石灯籠も鎮座しております。


さて最後に東洋文化の象徴ともいえる石灯籠になぜ西洋文化のシンボル的なハート

がかたどられているか、ということにとても引っかかって疑問に感じたんです。

そこで少し調べてみたらまったく自分が知らなかったうんちくに遭遇しましたので

稚拙ではありますが解説したいと思います。


ざっくり申しますと石灯籠に刻まれているハートの形をしたマークは実は猪目(いの

め)であるということのようです。

猪目とは読んで字の如くイノシシの目のことでハートをひっくり返した形が

イノシシの目に似ているという由来であり日本古来の文様だそうです。

魔よけ効果ありの言い伝えから神社などの建築物や刀剣などの装具にも彫り込まれ

ているそうです。


有名どころでいえば奈良の長谷寺にはいたるところに猪目が刻まれているとのこと。

=♯幸せの猪目=で検索するとインスタグラムで素敵な猪目にたくさん出会えるよう

ですよ。

よし、機会あらば奈良の長谷寺を訪ねて猪目探しを楽しみたいと思います。


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