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<レトロ喫茶店マニアの聖地>【カド/向島】65年の歴史に幕 [地域]

レトロ昭和喫茶店マニアのあいだでは聖地とあがめられている(と勝手にワタシがイメージ

しているのだがw)喫茶店が東京下町のかつて花街としてにぎわった向島で今も粛々と営業

を続けお客を迎え入れている。

その名も[カド]。十字路の交差点すなわち角地にたたずんでいることに由来したものなの

だろう。


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創業が昭和33年なので今年でまる65年を迎えたまさに昭和を背負って立ってきた老舗中

の老舗喫茶店である。

私が勤務する職場から歩いて15分ほどのところなのでたまに立ち寄ってはいたのだが、

[カド]のごく近所に住む知人からショッキングな情報を受けたのは今年の4月初旬のこと

である。

それは「閉店する」というお知らせだったのだ、閉店日はこれから決定との事だったが。

なんでも老朽化した建物の外壁の一部が崩落したためのようである。

これは一大事と、仕事が手につかなくなったので業務をやりくりしてすぐ駆けつけてみた

ら下の写真の通り「臨時休業」の張り紙が貼られて閉まっていたのであった、無念。


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その後ほどなくして開店にこぎ着けたことを把握したのでずっと伺うことを狙いつつ

気になる日々を過ごして来たのだがようやく先日願いを叶えて訪れることができた。

すなわちそのときに撮ったのが最初にアップした写真である。

ご覧の通り建物の外壁をシートで覆いながらの応急措置による営業だ。


なお閉店日が7月30日に決定したことが発表された。

ただし嬉しいことに完全閉店ではなく「移転」先も同時に発表がなされたのだ。

移転先は店主がじっくりと3か月に及んで候補地を冷静かつ大胆な分析と本人の嗜好

(海に近い場所)に合わせた先を探した結果、茨城県の日立市であることがつまびらか

にされたのである。


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店内には[カド]の創業者である先代のコレクションとして貯蔵している数々の絵画作品が

掲げられている。

しかも数が多いので定期的に交換されているそうだ。


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それらは天井にも飾られているのだ、それに豪華なシャンデリアも。


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店内にはレトロなグッズが満載、しかも装飾品にあらず現役で活用されているもの

ばかりなのである。


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先代の手作りメニュー表が戦中あたりに活躍したような雰囲気の大型ラジオと相まって

何とも味わい深い。



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オーダーは[カド]の鉄板メニューであるくるみパンのサンドウィッチに活性生ジュース。

サンドウィッチの中身は店主から勧められたトマトとチーズを選んだが、自家製くるみ

パンはここでしか味わえない独特の風味であるのがいい。

そして活性生ジュース、まず名前が振るっているではないか。

先代が命名したものを作り方を含めそのまま受け継いでいるそうだ。

材料はセロリ・パセリ・アスパラなどの生野菜にリンゴやレモンなど果物をミックスし

たのだがセロリの苦甘さが私にとってドハマリの一品である。

花街として活況を呈していた当時お座敷前の芸者さんがこの活性生ジュースを一気飲み

して精力を養った逸話があるそうだ。いや現在でも数は激減したものの芸者さんは健在

なので同じ行動を取っていることだろう。


さてカウントダウンは30を切ったところである、できればあと2~3回は通いたい。

それから機会を作って茨城県日立市にも足を延ばしてみたいものだ。



(7月5日 追記 2016年11月27日拙記事 をリンクします)


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【レトロ喫茶店探訪】<サリー/平井>人気テレビ番組の取材日に偶然にも訪問 [地域]

年が明けて一発目の記事となりますが、毎度のスロースターターで今年もマイペースを

貫いて<NO14Ruggerman劇場>の始まりと致します。

さて東京とその近郊に在住の方向けの情報提供ではありますが、BSテレビ東京毎週金曜

日深夜0時から30分番組として放映されている〔ずん喫茶〕

お笑い芸人の飯尾和樹氏が都内のレトロな喫茶店を巡りメニューの飲食物を実際オーダー

してほめまくるという内容ですが、番組に登場する喫茶店がいずれも歴史深くてユニーク

かつその店主やそこで働く人々も魅力的な方ばかりなのでどのお店にも足を運んでみたい

と思わせるほどワタシとしては入れ込んで視聴している番組です。

そして先日江戸川区の<平井>を仕事で訪ねたときのこと。

ときどき訪問する先ですが、帰り道に思わず吸い込まれてしまうほどのオーラを感じた佇

まいの喫茶店に遭遇したので意のままに扉を開けたのです。


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お昼より1時間ほど前のことだったのでちょっと休憩に珈琲でも嗜もうと思い入店したら

さほど広くないスペースではあるもののお客はワタシひとりでした。

メニューをチェックすると珈琲単品とモーニングの差が50円だったこととトーストを味わ

ってみたいという好奇心に駆られてモーニングを注文。


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オーダーしたものが提供されるまでのあいだ、店主と思しきママさんに断りを入れて店内

を撮影させていただきましたが、ご覧の通り昭和感が満載です。


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こちらも同様。

そしてほどなくして運ばれてきたトーストはこんがりきつね色をしたフカフカでアツアツ

にたっぷりとバターがしみ込まれていました。

ママさんとの会話は壁面の写真に写っている著名な力士たちに関するアッと驚くエピソー

ドの数々。ちょっとブログでは公に出来ない衝撃的な内容でした。

そんなビックリの話題をおかずにおいしくトーストと珈琲を嗜んで暇を告げようとしたと

きにママさんがぽつりと切り出したひと言にさらなる衝撃が走りました。

お客は最後までワタシひとりだったのですが、このあとテレビのディレクターが番組の取

材の打ち合わせに訪れるとのこと。

何の取材なのかを訊ねたら冒頭の番組だったのです。

ええ~~とついつい大声をあげてしまったワタシ。

レトロ喫茶店の経営者にもかかわらずママさんは〔ずん喫茶〕なる番組をまったくご存じ

なかったのです。

なのでワタシが熱烈なる〔ずん喫茶〕の視聴者であることを説明したら本人が把握してい

ない番組の取材ということで抱いていた不安が払しょくされたようで表情が満面の笑みに

変化しました。

我ながら番組取材のための打ち合わせ前の不信感を取り除くことが出来てお役に立てたな

あとこちらも気持ちよくお店を後にすることができました。

実際の取材日は2月某日だそうなのでテレビでの放映は3月あたりだと思いますがワタシ

としてもこの番組を観る楽しみが一段と増しました。


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余談ですが、吸い込まれてしまいそうなオーラを感じ意のままに扉を開けた、と説明

した部分、実は少し盛りました。

真実は吸い込まれそうになりつつも目的としていた喫茶店があったのでココを通りす

ぎてそちらへ向かったのです。

その向かった先がこの写真に収めた平井では有名なレトロ喫茶店<喫茶/ミカド>

なんとなんと訪れた2日前に臨時休業ではなく永久「閉店」

実は直近2回に渡って振られたのです。1度めはちょうど昼どきだったため満席で2

回めは月曜日=休業の日でした。

言い訳ですが訪問することのみを目的として行動しているわけでなく仕事で当エリア

を訪れた帰り道で思い付きで寄ってみるのでこんなもんなのかな、と諦めもつきます。

しかし3度めの正直で奈落の底に突き落とされた気分に陥ったがためにこのときばか

りは諦めきれずおさまりががつかなくなり駅とは反対方向にUターンして<喫茶室/

サリー>にたどり着き、そこでお客がたまたまワタシひとりだったためにママさんと

長話ができて、それでその当日に〔ずん喫茶〕の取材前の打ち合わせを受ける、とい

うワタシにとっては運命のような日に訪れることが出来た喜びとなったわけです。

さながら土砂降りのち快晴のようなひとときもしくは「人間万事塞翁が馬」・・・身

に染みた日となりました。


追記:お話し好きのママさんからお店の名前<サリー>の由来を教えてもらいました。

それはかつて大相撲で外国人力士として初めて大関に昇進した小錦関に由来して付け

たもの、と。そう小錦の愛称はサリーでした。

確かにお店には小錦関と写っている写真が飾られていました。


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椿山荘の東京雲海と絶滅危惧種的喫茶店(目白界隈の二景) [地域]

先週のこと、息子が目白の椿山荘で結婚披露宴をあげたのですが、かなり遅い時間にお開

きとなったので、せっかくだから庭園に出て夜のしじまに浮かぶ<雲海>でも見ましょう

ということになったのです。

椿山荘といえば庭園が人気のスポットです。

コンパクトだけど見ごたえのある三重塔が建立されていたり傾斜地に植えられた樹木が

一望できて都会のど真ん中であることを忘れさせるほどの自然に触れ合えるからなので

しょうが、最近は人工的に霧を噴出させる<雲海>がとても見事だということで話題に

なっているそうです。

(ワタシとしてはそんなパフォーマンスをやってるとはつゆ知らずでしたが・・・・・)


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時間の経過とともに雲海が広がってゆくさまが見てとれましたでしょうか。

わずか10分ほどのパフォーマンスでしたが、妖艶さの極致といいましょうかしばしの

間下界との別離気分を味わえ非日常の世界に浸ることが出来ました。


                    ◇                    ◇                    ◇                    ◇


いっぽう昨日のことです。

椿山荘とは反対方向ですがやはり目白エリアの一角にある老舗喫茶店。

昭和懐古趣味であるワタシの琴線に触れるたたずまい。

その前を通るたびに気になっていたのです。


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しかしその外観と言えばお客をすんなり受け入れるのをまるで拒むかのような雰囲気を醸

し出しています。

いったいぜんたいやっているのだろうか・・・

でも入り口には「OPEN」の札が吊るされています。

なので意を決して扉を開ける・・・・・・と

そこは想像をはるかに超えた昭和空間でした。

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それこそ昭和の世ではよく見かけたフカフカの椅子とシンプルな四角いテーブル。

(椅子のデザインが揃っていないところが素敵)

そしてそれぞれのテーブルには当然のように灰皿がセットされています。先客はひと

りもいなく、店主らしきマダムがカウンターに向かう椅子に足をクロスさせて腰掛け、

たばこをくゆらせながらテレビを見ておりました。

瞬間的にワタシは入ってはいけないところに来てしまったのか、と錯覚を起こしそうに

なり思わず「コ、コーヒーはありますか?」と聞いてしまいました。


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お店というよりは田舎の実家へ帰省し身内しか踏み入れることのない居間にでも居る

かのような気分に浸りました。

もちろんこれは否定的な意見と言うことではなく懐古趣味主義者としてはこの雰囲気

につかることに喜びを感じているのです。


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ほどなくするとオーダーしたアイスコーヒーが運ばれてきたのですが、昭和時代には

よく見られたミニサイズのカップにミルクが入れられたものをマダムがアイスコーヒ

ーといっしょに持ってきてくれました。

わたしはブラックで飲むのでそのミニサイズのカップは戻してもらいました。

ちなみにガムシロップは付いていなかったのでそこはマダムが気を利かしたのだろうと

勝手に思ったのです。

その日、外はけっこう暑くてかつワタシはウォーキングの最中だったため一気に冷たく

て黒い液体を喉に流し込んだのです。

その瞬間・・・・・思わずうなってしまった。

ガムシロ入りだったのです。


そう言えば昭和のむかし、アイスコーヒーもデフォはガムシロ入りでブラックを好む場合

はオーダー時に「ブラックで」と注釈をつけていたのではなかったかな・・とすっかりポ

ンコツと化したアタマで記憶をさかのぼりながら妙に懐かしさが満載のテイストに浸りつ

つ40~50年前の思い出をぽつりぽつりと追いかけた昼下がりでした。


目白駅は山手線の中でも最も深い歴史を有していながらいまだに他の鉄道の乗り入れが皆

無という稀有な駅です。なのでその周辺のお店も椿山荘のように時代の最先端を走る建物

から今回紹介したようなユニークな喫茶店など趣深いお店が満載です。

以上<孤高の町目白>の紹介でした。








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【豪徳寺】『弎世仏』と〔無名戦士記念慰霊碑〕 [地域]

年が明け令和3年がスタートして10日ほど経ちますが首都圏は緊急事態宣言が

発出され非常に険しい状況です。

危機管理意識の低いワタシでもさすがに不要不急の外出は避けるように心がけて

おります。

そんな中ですが緊急事態宣言発令前の正月三が日は毎年恒例としている<世田谷/

豪徳寺>へ新年のあいさつに出かけてまいりました。



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さて<豪徳寺>と言えば「招き猫」が有名で多くのSSブロガーがその写真の数々を

取り上げられていらっしゃるのでご存知の方も多いことかと存じます。


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最寄り駅である小田急線のその名も<豪徳寺>駅。

駅前ではこんな一体が歓迎してくれています。


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しかしさらにここよりも近い最寄り駅はこの記念車両が展示されている東急/

世田谷線の<宮の坂>駅です。

ちなみに展示車両は世田谷線の前身である玉川電機鉄道(通称:玉電)時代に活躍

していた車両でここに展示される前は江ノ電として活躍されていたそうです。


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<宮の坂>駅からショートカットの裏道を通れば数分で山門に到着します。

そしてその山門に掲げられた扁額には『碧雲関』との記載。

もちろんこんな達筆な草書体はとても解読できないので調べてみました。

碧(あお)い雲関(うんかん・・あの世との境)という意味のようですね。


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山門をくぐり参道をまっすぐに進むと〔仏殿〕が現れます。


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こちらの扁額には『弎世仏』と記載されています。

「弐」(=二)ではなく「弎」(=三)なのですよ。

こんな漢字があることを初めて知ったときは何かとても賢くなった気分に浸れま

した苦笑。

ちなみにこのことは何年か前に訪れた時に現地のボランティアガイドさんから教

わったものです。

この仏殿には阿弥陀如来像・釈迦如来像・弥勒菩薩像がまつられているのですが

それぞれが過去・現在・未来を象徴しているので『弎(三)世仏』と称されるそう

です。(これもガイドさんから受けたうんちくでした。)

なお残念ながらこれら仏像は非公開です。


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仏殿から左に折れると冒頭写真で紹介した〔招き猫〕の数々がまつられている

〔招福殿〕のエリアです。


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この像は今まで見覚えがなかったので新しく建てられたのではないかと思います。

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さて〔仏殿〕からこの〔招福殿〕へと向かう参道の途中に華やかな招き猫の人形

たちとは真逆となる暗くて地味ですがかなりなサイズで迫力の墓碑が佇んでいます。

日本人の所作としてここの前は素通りできず目をつむり手を合わせてしまいます。


〔無名戦士記念慰霊碑〕(*写真は撮っておりません。ご了承ください)


          いくさの旅にさまよい果てたる


          はらからよ

 

          ここにかえりて


          やすらいたまえ


          日本大学教授  山田 孝雄


若者が腹を押さえて横たわっているレリーフの下に上に記した文字が刻まれて

いるのです。

なお山田教授についてプロフィールを調べてみたところ後に皇學館の学長を務

められた偉大な戦前の国語学者でした。

それにしても『はらから』なる単語は戦前の文学作品でも紐解かない限り令和
の現在ではまずお目にかかることはありません。
ぜひとも美しい日本語として残してほしいと切望します。
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『行雲流水』

コロナ禍で再度の緊急事態宣言発令と言う未曽有の年の幕開けとなりましたがこの

ことわざを肝に銘じて今年一年を乗り切りたいと考えます。


本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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【旧・中野刑務所表門】赤煉瓦遺構 [地域]

ここのところのコロナ禍第3波でご多分に漏れずコロナ太りと化して苦慮しています。
いっぽう先日テレビのトピックスで美しい赤煉瓦の構築物<旧・中野刑務所表門>が
<中野区/平和の森公園>内に保存されていることを報道していたのを観て、先般の
明治村聖ヨハネ教会の芸術的赤煉瓦建築を見学して以来自身の赤煉瓦ウォッチング熱
が再燃したこともあり俄然この目で現物を見てみたい衝動にかられてしまったのです。
そんなときちょうどこの日は夕方高円寺まで出向く予定が入っていたのでその道中に
ある<平和の森公園>へ徒歩で向かえばダイエットと煉瓦ウォッチングを兼ねること
となり一石三鳥だ、と自画自賛のひらめきで我が家を出発しました。
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スタートしてからおおよそ1時間、順調に平和の森公園へ到着しました。
しかし公園内をぐるぐると巡るも目指す建物が見当たらず、待ち合わせ時間がじわ
じわと迫ってきたため少し焦りを感じつつも、公園内というか公園から道を一本
隔てた南側でようやく目指す建物に行き当たりました。
それにしても工事中の柵に閉ざされているとは全く考えていなかったため、稚拙
ながらもせっかく撮影した被写体に邪魔な影が写っているので身勝手な撮り鉄の
ような心境に陥ってしまいましたw
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金網が写り込まないように苦労して金網の隙間から撮影しました。
殺伐とした刑務所表門の前にススキのワンポイントが微笑ましいです。
(狙って撮ったわけではありません)
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もうちょっと拡大してみます。門周りのアーチ状に並べられた煉瓦の部分に
着目するとその色合いとの兼ね合いに惹きつけられてしまいます。
いっぽう並列に並べられている部分に目をやるとイギリス積みであることが
窺えますが大正年代初期の竣工なので合点が行きました。
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屋根の下側部分の一部煉瓦が斜めに配列されているのはどうしてなんだろう。
機能面からかそれとも芸術を追求したものなのか・・
それにしてももっともっと接近して鑑賞したいなあ、金網にさえぎられているの
で刻印探しもままなりません。
いっそのこと金網を乗り越えて建物の反対側も鑑賞したいという衝動にかられま
したがそんなことをしたら建物が建物だけにお縄をちょうだいの挙げ句この表門
をくぐらされることになりかねないのでそこはグッと堪えました。
ちなみに<中野刑務所>は戦前のいわゆる政治犯としての〔治安維持法〕に抵触
した収監者が多かったそうです。
ということで一石三丁となった赤煉瓦見学は自分にとって大変有意義なものでした。
(尤も高円寺にたどり着いた後は暴飲暴食だったのでダイエット効果は帳消し)
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さてこの日は<平和の森公園>へ向かう途中にもう一か所気になるスポットがあり
実際立ち寄ってきたのでその画像も掲載します。
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<東京飲料株式会社>
拙ブログ「<中野サイダー>・・・」で取り上げた<中野サイダー>(正式商品名=
<ラムネ屋さんのサイダー>)の製造工場です。
ユニークで魅力的な商品を製造しているイメージに反して意外と地味でこじんまりと
した建物だなあ、という印象です。
そしてその建物の前には無造作に並べられたドラム缶が数本、なんかとても昭和チック
な匂いが充満していて嬉しくなりました。
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ナニコレ珍百景天然JIJI版。
上から見ても下から見ても横から見ても鉄道の信号機に見えるのですが線路は
見当たりません。
平和の森公園から高円寺に向かう途中で出会いました。
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ツリーハウス発見、でも登り方がわかりません。
          *                    *                    *                    *
本年も残すところあと1日となりました。
コロナに振り回された1年ですが特に春先の志村けんさんの衝撃的な死去に
始まりこの年末には羽田雄一郎国会議員の急死とワタシ自身糖尿病・高脂血症
高血圧の薬を服用している身にとってはあまりにもショックな出来事でした。
これでは外出・外食がとてつもなく恐怖に感じ引きこもりとなってしまいます。
しかし気を持ち直してくよくよ考えすぎず明るく前向きにやってゆきたいと
考えます。
本年も大変お世話になりましてありがとうございました。
引き続き来年もよろしくお願いいたします。
(と、ここまできて気が付いたのですが本記事でちょうど300回めを数えます。
この処月一回未満ペースでのずぼら更新でありながらここまでこられたのも皆
さまからのniceや コメントの賜物です。引き続きご愛顧願えましたら幸いです。)

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【深大寺】マロちゃんの眠る墓と鬼太郎のお父さん [地域]

先週の4連休はコロナ禍を回避するため基本的には自宅に潜んでいましたが、1日だけ

最近仏像巡りを精力的にこなされているRchooseさんの深大寺探訪に英ちゃんとともに

お供をして参りました。

SSブログで深大寺を散策された他の方の記事を見かけるたびに、ワタシもいつかそばを

食べに訪れてみたいなぁと思っていたのですが、それよりも自分には大切なミッション

が課せらていたことを突如思い出したのです。


 20年以上も前のこと、娘が小学校高学年を迎えていた冬、クリスマスにサンタさん

から念願のジャンガリアンハムスターが贈られてきました。

それまでの娘は親が何度注意しても自分の机の片づけがまったくできなかった。

弟が2人いて世間体にはしっかりお姉ちゃんと讃えられているにも関わらずです。

しかしそんな娘が我が家にやってきた小さな家族のお世話係として住まいの飼育かごの

水かえや掃除を毎日マメにやり出すと自然に自分の机の整理整頓も行き届くようになっ

たのです。母性愛が本人の成長を促してくれたのでしょう。

その愛くるしくてまるまるとした小さな家族に、娘が当時熱心に視聴していたテレビア

ニメ『おじゃる丸』の一人称「まろ」から「マロちゃん」と名付け溺愛し続けました。

可愛がりすぎて餌を頻繁に与えたものだから名は体をあらわすではないけれどゴムまり

のようにまん丸に育ってゆきましたが大事に大事に育てたおかげか平均的なハムスター

の寿命よりはかなり長くわれわれ家族の一員として暮らすことができました。

が衰弱が著しく進んだとある冬の朝、青息吐息のマロちゃんが娘は気がかりで寝ていら

れず早起きして見守る中最期は娘の掌でやすらかに天へと召されたのです。

娘の落胆ぶりが忍びなかったので、当時住んでいた青森の火葬場に連絡して、火葬にし

てもらいました。

チリと見まがうほどの分量のお骨でしたが骨壺の中に納めてしばらく自宅で一緒に過ご

したあと、夏を迎えた頃東京に引っ越したので、深大寺の動物共同墓地へ永代供養とし

たのでした。


   それから不精をしていて一度も供養に訪れていなかったので、今回約20年間の不義理

を詫びるべく深大寺へと向かったのでした。


   と前置きが長くなりましてすみません、この日は朝10時に吉祥寺駅改札口に集合という

事でしたがみなさん紳士淑女で9時40分には揃ったのでバスで深大寺に向けていざ出発。


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深大寺のバス停で降りるとすかさず大黒様と恵比寿様が迎えてくれます。


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山門の屋根の部分は見事に緑色の草が生い茂っておりました。

(鎌倉のお寺でも見たような気が・・)


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本堂を参詣後、ワタシにとって本日のメインイベント、動物霊園に向かいました。



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前の画像は動物慰霊塔を撮ったものですが(いつもながら)ワタシの撮影技術では

ショボいので動物霊園のHPのものをどうぞ。


          ◇          ◇          ◇          ◇          ◇          ◇          ◇          ◇


   さてミッションを果たしたのちに向かった先は<鬼太郎茶屋>

鬼太郎とはもちろんマンガ家水木しげる先生の代表作『ゲゲゲの鬼太郎』のこと

です。

ではなぜ深大寺で鬼太郎茶屋かと言うと、深大寺=調布=水木先生の自宅兼事務所

という関係です。

茶屋の2階が展示室になっており¥100の入館料を払って見学しました。


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これは自分が気になって撮ったものです.

『鬼太郎の父』と『目玉おやじ』が紹介されていることが引っかかったので、あと

で改めて目玉おやじの生い立ちを調べてみて合点が行きました。

すなわち正真正銘の鬼太郎の父親は鬼太郎が生まれる直前に病に罹ってミイラ化し

た末に死に絶えるも、やはり同じころ死亡した母親から自らの生命力で生まれてき

た鬼太郎の後を追うべく、ミイラの死骸の目に意思が宿りそして視神経が手足とな

って誕生したものである、ということです。


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伝説の月刊漫画誌『ガロ』にも登場していたのですね。

調べたら貸本時代から引き継いだ『鬼太郎夜話』なる作品がこの『ガロ』に掲載され

ていたということだそうです。


   さてさてここまで見学してもまだお昼前でした。

混雑する前に早めにお昼を摂りましょうということで


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ワタシが注文したのは『よもぎそば+深大寺ビール』

しかしこのときRchooseさんの注文にはつくづく感心してしまいましたよ。

ワタシや英ちゃんがこういう場所では当然のごとく話題性満載の地ビールを

オーダーするいっぽうでぶれることなく『キリンラガー』を注文する生粋の

ビール党だと感じまして恐れ入りやの・・いやここは深大寺でした。

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このあと3年前に国宝に指定された釈迦如来像を拝んで、それから神大植物園を

見学。(Rchooseさん英ちゃんブログを勝手にリンクしちゃいます、お二方お

許しを~)


ということでワタシ的にはかなりいろいろ見て回った感が満載だったにも関わら

ず吉祥寺駅まで戻ってもまだ14時です。

この後のことをお二方は触れられていないようですのでワタシめが代表して報告

します。


向かった先は中央線で一駅東京寄りとなる<西荻窪駅>です。


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<ボードゲームカフェ>です。

(なおこの写真は今回の前に訪れたときに撮影したものです)


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知人のご子息が昨秋にオープンされたお店です。

とても若い店長さんのお店ゆえデジタルのゲームを楽しむ所かと思いきやさに

あらずでまったくもってアナログのオンパレード。


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こちらは『八十日間世界一周』というすごろくのようなゲーム。

ルールは単純ですが制約が細かいので店員さんに解説してもらいながらでないと

ちょっと厳しいかも、ですがその分奥が深くて嵌りそうなゲームです。

(これも前回訪問時のもの、なぜなら今回はゲームに夢中になりすぎて撮影0でした

から)


写真なしですが『カタカナーシ』という単純なゲームが一押しです。

クイズ王の英ちゃんが不思議なほどまったく冴えずRchooseさんの独り勝ちでした!


さてここまで記してきてナンですが、行動したのは7月24日で本日が8月2日。

この10日間でコロナの猛威が(自分の)想定をはるかに上回るレベルで進んできて

おりますのでこの先はふたたび巣篭もりやむなしの状況です。

また幸いにも自身の健康状態は今のところ微熱も味覚障害も発生しておりません

のでひとえに幸運でした。

本記事は決してみなさんを煽るつもりのものではなく、大変身勝手な意見で心苦

しい限りですが、自身の日記としての位置づけでもあるということでご了承いた

だけましたらと存じます。






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<トキワ荘>復刻!! [地域]

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<トキワ荘>が帰ってきました!


★「トキワ荘」とはかつて豊島区に所在し手塚治虫氏や石森章太郎氏などのちに錚々

たる活躍をなしてマンガの神様と称えられた人物たちが駆け出しの頃を過ごした伝説

の建物です。(拙ブログ2015年執筆『トキワ荘』をご参照ください)


そのトキワ荘が7月7日<トキワ荘マンガミュージアム>として<南長崎花咲公園>

改め<トキワ荘公園>内にオープンしました。

ワタシの住まいから徒歩20分程度なので先週末と本日にわたり訪れてみたのです。

ミュージアム内見学は完全予約制なのですが先週はぶっつけ本番で訪れたため、

中に入ることができず外見だけ下見をしました。

そして本日は事前予約に則り満を持してじっくりと館内を鑑賞して来ましたよ。


冒頭の画像のように当時アパートの入り口には立派な看板が案内役を果たしていた

のですね。


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自分の子ども時分であった昭和30~に40年代ではこの様な建物が至るところ

に立ち並んでいたのでとても懐かしいです。(建物裏側・・先週撮影)


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建物表側・・本日撮影


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平成生まれの方に質問です、右側の構築物はなんでしょうかね。

当時は壁面がこの様に薄ピンク色でした。

絶滅危惧種ですが現在でも辛うじて透明のガラス壁面のものはたまに街で

見かけますね。


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正解は公衆電話ボックスです。



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少しだけモダンなデザインの井戸ポンプ。


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さてここからはいよいよ建物の内部です。

1階と2階があり2階は撮影OKでした。

まずは『共同炊事場』です、現代風になぞらえればシェアハウスで見られる

『共同キッチン』ですかね。


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トキワ荘の棟上げとほぼ同時に入居した手塚先生は1953年初頭から54年秋

まで居住し入れ替わりで藤子不二雄先生(2名)たちが入居されていた部屋です。


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鈴木伸一、よこたとくお先生らの入居部屋。火鉢が当時の生活感を物語って

います。


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こちらも当時の仕事兼生活がリアルに再現、中華<松葉>(後に登場します)で

出前を頼んだと思われるラーメン丼の食べ残しも見受けられます。


以上2階部分の展示スペースでした。

1階は資料スペースと各先生方の作品(漫画単行本など)ですが残念ながら撮影

禁止です。



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中華料理<松葉>

ミュージアムからトキワ荘通りを東に300mほど進むと藤子不二雄作品に

登場する有名なキャラクター<小池さん>が食べているラーメンのネタ元

の店舗です。

本日こんなニュースが掲載されていました。


ちなみに手前の街路灯に掲げられているマンガミュージアム開館の宣伝は

3月22日となっていますね、コロナの影響で3カ月半遅れです。



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その<松葉>の60年ほど前の姿です。


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こちらの<トキワ荘通り お休み処>2階の展示室に上の写真(60年前の

<松葉>)が飾られていました。

この施設は<松葉>の向かい側にあり、主にトキワ荘関連グッズの販売を

担っております。

(拙ブログ2015年執筆『トキワ荘』ご参照ください)



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<トキワ荘マンガステーション>

<お休み処>の3軒手前(マンガミュージアム寄り)にこの7月7日に同時

オープンしたトキワ荘漫画家たちの作品を無料で読むことのできる施設

です。

ワタシは寺田ヒロオの『暗闇五段』を見つけてむさぼるように読み出し

たのですが、ほどなくコロナのための換気入替で退出・・

次回時間にゆとりを持って再チャレンジすることとします。


ということで<トキワ荘マンガミュージアム>を中心に各施設が点在した

形となっていますが、基本どの施設も無料で利用できる割にはかなり充実

した内容です。

運営主体の豊島区さん、相当頑張ったと思います、素晴らしい。

東京都内にご在住の方でしたらこんどの連休にちょうど手ごろなお散歩

スポットとしておススメです、ただしミュージアム内は完全予約なので

ご注意を・・その他マンガステーションやお休み処、それに<松葉>は

もちろん予約は不要です。(最寄り駅は地下鉄大江戸線<落合南長崎駅>

徒歩8分程度)


 追記

<トキワ荘マンガミュージアム>から徒歩2~3分のところに伝説のプラモ

ショップ<イトウ模型>があります。


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このお店は開店している時間が週に1日だけでしかも2時間のみというナゾ

の営業形態が話題を呼んで2か月くらい前のNHK『所さん!大変ですよ』

(毎週木曜19:30~放映)という番組に登場しました。

店主がなんと97歳のおばあちゃんです。

ワタシも子どもの頃兄について行って訪れたことがありましたがよもやまだ

店舗が存続していたとはそのテレビ番組で観ていて知ることとなり腰を抜かす

ほど驚いたのでした。

(ただし直近では「しばらく休みます」と貼り紙があるので気がかりですが・・)


   さらに蛇足でもうひとつ地元ネタ

この近辺にコラムニストの泉麻人氏の実家があります。





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【すみだリバーウォーク】開通~東京ミズマチ・オープン [地域]

<すみだリバーウォーク>が先週の6月18日に開通しました。


これは浅草ととうきょうスカイツリーを結ぶ商業ゾーン<東京ミズマチ>の開業に

伴って東武スカイツリーライン=伊勢崎線の浅草駅に隣接する隅田川をわたる鉄橋

に遊歩道を設けたものです。


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ワタシが勤務する職場がスカイツリーのほぼふもと界隈にあるため、昼休みに

ウォーキングを兼ねて探検してきました。

このショットはスカイツリー側を背にした撮影であり隅田川の向こう側が浅草駅

になります。

ちょうど特急列車が鉄橋を通過するタイミングを狙って撮ったつもりですが車両

の映り具合が地味で残念なショットとなってしまいましたw


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こちらのショットは遊歩道を渡り終えて浅草駅側から撮影したものです。

(スカイツリーが斜めに映ってたり、「すみだ川」の表示が一部しか映り

込んでなかったりと雑ですいません。昼休みの限られた中での撮影ゆえ

時間がなかったといういいわけです)

しかし自称「乗り鉄」ですが、鉄橋を渡る鉄道を至近距離から歩いて見学

できるという体験はなかなかできないものなので「下(お)り鉄」(勝手に

命名)と言うのもかなり味がありハマってしまいそうです。



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浅草駅側です、普通列車を意識しての撮影。


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自転車を引いてわたる姿も見られました。

正面に見える水門は「源森川水門」です。

「いちょう」のデザインが見えますがこれ、なんだか分かりますか・・

東京都以外にお住まいだともしかしてご存じない方がいらっしゃるかも

しれませんが、これは東京都のシンボルマークですね。

水門の管理が東京都であることをうたっているのでしょう。


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右に見えるは北十間(源森)川、左側が<東京ミズマチ>の店舗群です。

本来はゴールデンウィーク前に全店開業の予定だったのですがコロナの

影響でいまだオープンできていない店舗もいくつか見受けられます。


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ここは東武鉄道高架下に連なる東京ミズマチの北側の区道が整備されたもの

ですが左の立派な建物看板にご注目ください。

「鳴門部屋」との記載、そうです大相撲元大関琴欧州が親方を務めている

「鳴門部屋」がこちらにあります。

窓の外から土俵が見渡せるので朝げいこを窓越しに見学することも可能だと

思います。


ということでコロナ騒動がやってこなければ今頃国内はもとより外国人観光客

で相当な賑わいを見せていたことと思われます。

しかしこれからコロナ対策を積み上げて、インバウンドも復活してくれば二大

観光スポットを結ぶ新たな観光名所として発展してゆくことが期待されます。

ワタシはたまたま職場が接近しているご縁に過ぎないのですが、大いなる発展を

願ってやみません。


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〈中野サイダー〉と〈童謡『たきび』のモデルになった「垣根」〉中野区です [地域]

ブログ更新がすっかり滞ってしまいました。

決して新型コロナウイルスに感染して入院していたわけではありません。

また勤務先は昭和型スタイルなため相も変わらず出勤しておりますので、時間管理

はさほど変わっておりません。

極力ステイホームを遵守しようとするあまり新規ブログネタが枯渇しているという

事情も一因ではありますが、沈滞ムードの中モチベーションが低下していることが

本音と言えます。

そんな状況ではありますが本日マイチャリで高円寺を訪れたので報告しようと思い

ます。

訪ねた先は拙ブログでもたびたび登場のyummy(ヤミー)

コロナ影響下で4月より営業を自粛されていたのですが4月末ころからお昼のテイク

アウトを始められたことを知り、本日お昼ごはん用の弁当を求めるも電車を避けて

運動不足の解消にもつながるチャリを飛ばした次第であります。


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ちょうど正午に到着しましたが店内にはまだお客さんがおりませんでした。

(直後に立て続けてやってきましたね)


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受注生産なので作り立てが食べられてとてもおいしいのです。

(実はゴールデンウイーク中にも一度買い求めてやって参りました)


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本日購入したのは、新メニューの『豚しゃぶ丼』とyummy最強人気

メニューの『サラダごはん』

なお写真はyummyのSNSから拝借してしまいました。

(ワタシの撮影技術では評判を落とすのでw)

料理の感想は「おいしい!」のひとこと、グダグダ説明は割愛。

ああ、でもこのおいしい料理をごきげんなライブを聴きながら食べら

れる日が一日でもはやく戻ってくることを切に望んでおります。

そのためにはひとりひとりが三密いや、二密も一密も極力避けて、

コロナ禍が収束に向かってもらわねば、ですね。


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さてさてチャリの帰路、早稲田通りを走っていて以前からとても

気になっていた酒店で途中下車します。

貼り紙の商品名に引き寄せられたのです。

『中野生れ中野育ち〔中野サイダー〕120円』


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これです。


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<中野区新井・・>で製造しているから『中野サイダー』なのですね。

それにしても原材料名に「塩」が登場している事にびっくりです。

因みに大手Mツ矢サイダーの原材料を調べても「塩」は見当たりません。

飲んでみた感想ですが、塩が含まれているだけに飲み慣れたサイダーの

ような甘みが感じられずどちらかと言うと大人の落ち着いた味わい、と

でも言いましょうか、これは自分にとってクセになりそうな飲料です。

しかしラベルを注意深く観察するとどこにも『中野サイダー』とは表示

されていないではないですか!

"ラムネ屋さんの職人が作った昭和の味です<ラムネ屋さんのサイダー>"

との記載になっていますよ。

前記事で(世界初の飲料)クラフトコーラ『伊良コーラ』を取り上げました

が、このラムネ屋さんのサイダーも中途半端なネーミングよりもいっその

ことクラフトサイダーと銘打って秋葉原に対抗するオタクのまちとして

知名度上昇中の<中野>を取り入れた『中野サイダー』として大々的に

PRしたほうが人気が出るのではないかと無責任に提言するのでした苦笑



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さてお目当ての『中野サイダー』を買い終えて店を出ようとしたの

ですが気になるクラフトビールの文字が飛び込んできたため、追加

注文してしまいました。

『オーガニックストロベリービール』

飲んでみたら、商品名の通りかなりイチゴの味覚が強くあまりビール

の苦味は感じられませんでした。それでもアルコール度数は5.1%と

あるから標準的な濃度です。

355mlですが断酒を続けている身だったのですぐに酔いが廻りましたね。


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さて話は前後しますが、行きの道すがらでは以前偶然見つけた、癒され

スポットに立ち寄りました。(言い訳ですw、三つの密にはひとつも該当

せずでしたよ)

ご覧ください、昭和(以前)の伝統工芸作品かつ実用構築物〔垣根〕


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♬かきねのかきねのまがりかど~♬♬

童謡『たきび』は子どものころ誰もが歌ったことと思いますが

その歌詞発祥の地とされている〔垣根〕なのだそうです。


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記念館などではなく今でも居住に使われているようです。

場所は中野というよりは西武新宿線/新井薬師前駅からほど近いところ

ですがご覧のように樹木で覆われており、マイナスイオンをたっぷりと

享受できそうなので昨今のコロナ騒動ですさんだ心身をいやしてくれる

のに手ごろなスポットかもしれません。

落ち葉焚きをやるような季節にまた訪れてみたいです。


(久しぶりの執筆だったため文章がぎこちない点ご容赦ください)

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上原ひろみ(ジャズピアニスト)が鑑賞できる赤ちょうちん [地域]

今年も年が明けたと思いきやあっという間に2月がやってきました。
1月は記事を更新する前に去って行ってしまいましたがインフルエンザに
罹ったわけでもなく元気に活動しております。
さて前々回記事でジャズスタンダード曲の<キャラバン/デューク・エリン
トン>について触れましたが、「続き」を予告したので約束どおり綴りたい
と思います。
    *        *        *        *        *        *        *
と、その前にワタシにとってのサプライズニュースを報告します。
超スローペースかつ不定期更新ながらも大人気九州福岡在住ブロガーの
song4uさんと先日2人オフ会を開催致しました!
きっかけはsong4uさんがお仕事をご勇退なさるようなニュアンスの記事を
書かれていたので、ということは東京出張がなくなりお会いできる機会が
失われると焦ったワタシがコメント欄でオフ会を呼びかけたら2つ返事で
賛同頂いたものです。
本名も連絡先も存じ上げないのにきっちりお会いできるということは
昭和をこよなく愛する初老オヤジたるワタシにとってはとても不思議で感慨
深いものでした。
待ち合わせ場所は拙ブログで何度か取り上げているyummy。
初対面でもブログ上では何年もコメントでコミュニケーションをとっており
ましたのでまったく違和感なく、結局2次会にもお誘いしあっという間に
6時間以上もご一緒させていただきました。
ソングさんありがとうございました、また機会を持たせてくださいね。

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本題に入ります。西早稲田にあるやきとり店。

典型的な場末にありがちな赤ちょうちんをぶら下げた店構え。

間口はご覧の通りで店内も決して広くなく、カウンター7~8席と

テーブル2卓のこじんまりとしたスペース。

マスターもこの店構えにぴったり、というか体格は相撲取りなみの

迫力でしかも髪の毛が無い、と来ているのでちょっと近寄りがたい風貌

ですがお話しするとやさしいのです。

でやきとりはと言えば…かなり美味なのです。

素材もいいのでしょうが焼き加減が絶妙なんですね。もちろん炭火。

しかしワタシの一押し二押しメニューは「牛すじ煮込み」と「レバー

ポン酢」

牛すじ煮込みの方はとろとろに煮込まれた牛肉がしょっぱめの醤油味

に包み込まれて絶妙の具合です。

味が濃いのでいつも体に悪いだろうなあと感じながらも絶対にやめら

れず必ず注文してしまう魅力の一品。

(ちなみに食べログで他の方々はこの一品をどのように取り上げているか

 興味が湧いて調べたのですが、どなたも語られていない。ならばこの

 おいしさはワタシだけの秘密にとどめておきたいところですがコクって

 しまいました)

レバーポン酢は鶏レバーを表面だけサッと湯通しした状態にポン酢がかけら

れて出されてくるのですがこちらも毎回注文してしまう逸品。


ということでやきとり屋なのにやきとり以外のメニューをこんなに讃えたら

マスターにどやされそうですw


どの料理もホントに美味なのでつい力説してしまいましたがここのお店の

真のサプライズは料理のおいしさでもマスターの風貌でもないんです。

それは店の奥に備えてあるもの、100インチくらいありそうなワイド

スクリーンは赤ちょうちんを掲げている店構えやウナギの寝床ののような店内

とはまったくミスマッチの超迫力大画面、スポーツバーでよく見かけるヤツです。

しかもかかっている映像はマスターが大大ファンだと公言する日本が生んだ

天才女性JAZZピアニスト<上原ひろみ>ライブなんです。

いやもうこのシュール感がハンパなくてワタシが嵌っている所以です。

赤ちょうちん&やきとり+巨漢スキンヘッドマスター+カウンター席=

ワイドスクリーン&ジャズライブ映像 ってどう考えてもシュールですよね(≧▽≦)


で、この話題が<Caravan/Duke Ellington>とどう関係するのかということ

ですが、lequicheさんのコメントの通りワタシがyoutubeで<Caravan>を必死

に検索したら<上原ひろみ>バージョンに出会ってこちらもぞっこんになって

しまったということです。



ワタシが飛行機の中で出会ったCaravanとはまたまったく違い、こちらはライブ

映像ということもあるからでしょうがルックスも華やかな上原ひろみの演奏が体

全体で表現しているあたりがとても瑞々しく、また陶酔し切っての演奏はまるで

音楽の神様が乗り移ったかのように思えてくるほど妖艶です。

アドリブも奮っていて特に7’35”あたりで<Softly, as in a Morning Sunrise>

のメロディがのぞいたりするところなどが秀逸です。

次回やきとりと牛すじ煮込みを食べに行ったらこの映像をリクエストしたいなあ

と思っております。


ところでこのやきとり屋さんから数十メートル先の所にワインバーがあり、そこで月

1回女性ジャズボーカル+アルトサックス+ピアノのトリオでのライブ演奏を行って

いるので毎回聴きに行っているのですが、先々月のライブの時リクエストしたわけ

でもないのに<Caravan>を唄われたのでこちらの方がビックリしてしまいました。

このときにCaravanには歌詞もついていることを知り、演奏後自分がその数か月前に

この曲にドハマリした所以をボーカリストに訴えて不思議なご縁である喜びを(ムリ

やり笑)分かち合ったりしたのでした。

ちなみに彼女とはもともとyummyで出会ったというのもご縁ということでしょうか。


ということで「Caravan」をキーワードに「やきとりや」「上原ひろみ」「ワインバー」

そして「yummy」がこの数カ月の間で不思議な縁を紡いでくれ自分にとっては何とも

刺激的な毎日を過ごしております。

明日はどんなご縁がやってくるのかなぁと。


追伸

 昨日は高田馬場/ビール食堂でブログオフ会仲間の「sakamono」さんと「英ちゃん」

さんとミニオフ会を行い楽しい時を過ごさせて頂きました。

おふたかたありがとうございました。

ちなみにこちらもきっかけはブログのコメント欄。

写真は苦手なので撮影0です、ご容赦ください(きっとおふたりがアップしてくれる

ことと思います)






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