「オウンゴール!」んっ!?【半分、青い。】 [テレビ]
NHK朝の連続テレビ小説【半分、青い。】に嵌っています。
昨日は主人公の鈴愛(すずめ)が幼なじみのBF律の彼女と律の部屋で鉢合ったことから
取っ組み合いのケンカとなり律が大事に貼っていた鈴愛たちと4人で写ってる写真を鈴愛
自らが壁にぶつかった勢いで誤って破ってしまうというシーン。
律の彼女=清は律が自分の知らない時間を過ごしていたことが気に食わなくてその写真
を撤収するよう律に求めていたものの拒まれてたので鈴愛に発した言葉が奮ってます。
「オウンゴール!」
展開としては古典的でオーソドックスですがそのセリフのセンスに思わず吹き出して
しまいました。
しかしその後ワタシの中に一種の違和感が走ったのです。
これドキュメンタリーでなくもちろんドラマなのですが時代考証はかなり忠実に設定され
ていることに感心し、そこがまたワタシの琴線に触れてきました。
ドラマの中でかかる曲も当時ヒットしたものが次々と流れてくるのでワタシ自身がリアル
でタイムスリップをかみしめながらドラマの世界に入り込んでゆくのも楽しみのひとつ
なのです。
なのに「オウンゴール」という単語はこの時代にはまだ一般的に使われてなかったんじゃ
ないか・・と疑問に思って調べてみたら、案の定日本サッカー協会が1994年からそれま
で「自殺点」と表現されていたものを「オウンゴール」に変更した、とされていました。
昨日ドラマは鈴愛19回目の誕生日で1990年7月7日 の出来事なのです。
「自殺点」は放送禁止用語に指定されているのかなぁ。
それとも脚本家はそこまでのチェックは行わなかったのか・・ピンクの電話が登場する
くらいなのだからその時代をリアルで過ごしてきた視聴者のひとりとしてはそこまで徹底
してほしいなあというご意見でした。
ところで調べていたら自殺点からオウンゴールに変更した理由も記載されていて、これが
また恐ろしいことなのです。(ウンウン、そんな事件もあったなあと思い出しました)
それは94年ワールドカップに出場したコロンビアの代表選手がオウンゴールを発して
しまい、帰国後熱狂的なサッカーファンに射殺されてしまったのです。
そこで日本サッカー協会としててはこの忌まわしい事件を契機に「自殺点」から世界で
共通に使用されている「オウンゴール」に切り替えたというわけなのです。
ワタシはサッカーに関してはあまり詳しくないのですが、サッカーの守備を表す用語で
3~40年前では「ミッドフィールダー」とか「ボランチ」という言い方は聞いたこと
がなかったように思います。
確か「ハーフバック」としか用いていなかったのではないか、と。
ラグビーでポジションの呼称についてこの3~40年で特段の変化は見られませんが、
戦法や技術面では日進月歩の変わりようです。
「ポッド」「シェイプ」「オフロードパス」などは(少なくとも日本国内では)聞いた
ことがなかったと思います。
半年くらい前だったかと記憶しますが、現役の女子ラグビー日本代表選手が、テレビ中継
で試合のゲスト解説者として招かれていて、リフティング(ラインアウトのときアタック側
のジャンパーをまわりのサポート選手が持ち上げる技術的な行為)はかつてペナルティと
なる重大な反則だったとベテラン解説者から説明を受けて絶句するほど驚いていたことに
自分としてはため息を漏らしてしまいました・・・
時代は昭和から平成へそして来年は何になるか、新年号生まれの方たちにとって「昭和」
は遠くて古い大昔の出来事となってしまうのでしょうね、あな悲し。
話を「半分、青い。」に戻します。
ドラマの中で「マグマ大使」がしばしば登場しこれまた懐かしさに浸っております。
当時特撮ドラマを夢中で観ていたものの、ストーリーは殆ど忘れてしまいましたが、
主題歌とエンディングの曲は今でもくっきりと憶えておるのです。
特にワタシはエンディング曲の方が好みでして当時口ずさんだりもしていたなあ、と。
気になってユーチューブで調べたらアップされているんですね。
(「半分、青い。」効果でごく最近のアップのようです)
(前半は主題歌で後半がエンディング曲「ガムのテーマ」)
メロディがとても憶えやすくやさしさの中に少し哀愁が漂っていて、今聞いても優れた
作品だなあと思いながら作曲者を見たらなんと「山本直純」氏が作っていました。
恐れ入谷の鬼子母神です。
そういえばこの時代のアニソン(特撮ドラマも含みます)は珠玉の名曲がたくさん生み出さ
れていると感じます。(尤も自分本位にその当時=昭和40年前後、しか詳しくは知らない
のですが)特にエンディング曲でも名曲が存在していたと思います。
なので次回テーマは「なつかしアニソントップ10 by.Ruggerman」をやってみようか
な、と思いつき今回はここで筆を置くことと致します。