【明治村】赤煉瓦の芸術=聖ヨハネ教会 [旅行]
毎日コロナに関する恐ろしい報道が溢れかえっていて憂鬱な気分が続きます。
しかし素朴な疑問なのですが、ワタシやその周囲では公私ともにいまだにひとりも
発症どころか感染した人物すら居ないのにかくもこれだけ毎日どこで感染者が出て
いるのだろうか・・・と。
自分およびその周囲がたまたま幸運なのか、それとも自分が気づいていない重要な
要因が存在しているのか・・・
ただ現状でコロナと同様に恐れるのは医療機関に相当なしわ寄せがかかっているが故
風邪を含めてその他の病気にかかってしまったときにどうなってしまうのかという
ことです。
ワタシは基礎疾患者のひとりなので今後とも自覚を持った行動を心がけたいと思って
おります。
と、いいつつも先月の3連休では前々から予約していた名古屋一泊イベントツアーに
参加してきました。
このツアーは夕方現地集合なので早めに出発して思いのまま単独行動に繰り出したの
でした。
どこを訪れようかと色々考えるのもたのしみのひとつ、で名古屋へ向かう新幹線の中
で思いついて決めた先は<明治村>でした。
かつて名古屋に単身赴任していた時期に行きそびれるも今回初訪問を遂げたのでその
レポを綴りたいと思います。
まずは名古屋駅新幹線下りホームの立ち食いきしめん店<住よし>のレポから。
食通の間で評判となっている<住よし>ブランド。
事前調査によると新幹線ホームには他の立ち食いきしめん店もあるということ
なので注意深く<住よし>と表記されていることをチェックして入店します。
注文したのはこれも事前に調べて決めておいた『かき揚げ』です。
オーダーから1分とかからぬ早業で着丼。
確かに速い、でも立ち食い店に於いては標準的なのですかね・・・
早業の着丼はさておき肝心な中身ですが、実はワタクシうどん系はあまり得意で
はなくすなわち場数が非常に少ないのです。
ましてきしめんとなるとめったに食したことがないので比較対象もなく、従って
評価を下すことができず普通においしいとしか表現しようがありません。
ただふんわりビッグサイズのかつお節やシャキシャキ新鮮長ネギがトッピングさ
れた姿は立ち食い店でありながら美しくて品位が感じられ視覚的にもハイクオリ
ティさが漂っていたことを感想として付け加えさせていただきます。
ではさっそく【明治村】の村内へと場面を移しまして、ここは正門をくぐって
すぐ左手に見える〔二重橋飾電燈〕と村内を走るバスのロケーションです。
訪れた日はご覧の通り紅葉もいい具合に色づいてきていて大変見ごろでした。
申し遅れましたが明治村は見学対象の歴史的記念建物がなんと67個もあり、気
が遠くなるほどの広大な敷地にそれらが点在しております。
建物は各ブロックで括られておりブロックごとに住所の丁目で分けているのです
が、それが1丁目からなんと5丁目まであるのです。
なので村内専用バスや鉄道も走っているというわけです。
〔三重県庁舎〕内に展示されている明治年代建立の日本全国の燈台のミニ
チュアです。(ちょっと前に名画『喜びも悲しみも幾年月』を視聴したとこ
ろでしたのでそのストーリーを思い浮かべながら見入ったのですが、写真に
収めたらこじんまりしすぎていて見事さが伝わらないですw。ぜひ現物をご
覧くださいませ)
「鉄男」でももちろんいいんでしょうがおやじギャグ初級編ということで・・
クラシカル時刻表、萌えます。
さてこちらは〔鉄道局新橋工場内〕の〔明治天皇・昭憲皇太后御料車〕です。
みやびです。
こちらは明治20年頃の神戸にて建築された〔大井牛肉店〕
自称<天然>のワタシはこの建物内が現役のレストランであることを知らず、ずけ
ずけと建物内の2階にのぼったところウエイトレスさんに「ご予約ですか?」と声
をかけられ初めて気が付き顔を赤くしてUターンしたのでありました。
赤煉瓦の芸術〔聖ヨハネ教会堂〕
萌え萌え~
イギリス積みですね。
明治40年、京都河原町に建てられたということは明治年代後期なので歴史的
にもイギリス積みが主流の時代。
それにしてもこの白く粉を吹いているくすみ加減にとても惹かれてしまいます。
窓がまたおしゃれですが、その上側に斜めに切れ込んだ煉瓦の配置が美しい。
入口扉。
通気口。
協会内部のパイプオルガン。音色を聴いてみたいものです。
時間が許せるものならこの空間で瞑想にふけりたい。
〔学習院長官舎〕こちらは赤煉瓦に対して重厚な木造建物です。
当時乃木大将(明治年代の著名な軍人)が学習院の院長を務めておられたとき
在学中であった女学生が日本初の美人コンテストで優勝を遂げたにも拘わらず
その乃木院長が激怒して退学に追いやった、というエピソードが記されて
おりました。
時代が時代と言えど今ではまったく考えられない出来事ですね。
それにしても<末弘ヒロ子>さん、現代にも通用する美形ですよね。
(右側2人は江戸時代美人系であるのに対し優勝者は明らかに顔立ちが違う・・)
〔森鷗外・夏目漱石住宅〕
明治年代の著名な文豪家たちが仕事と生活をこなした建物。
瓦屋根の平屋建てに紅葉がジャストフィットした風景。
煉瓦造りの洋館も趣深いですが日本人のDNAとしてはこちらの方が落ち着きます。
日本家屋に唐傘がマッチしています。
〔霧砲〕ここでもワタシ好みのくすんだ赤煉瓦に出逢えました。
村内を走る市電と京都七条駅です。
と、ここまで1丁目~3丁目~2丁目と巡りましたがあっという間に予定していた
時間が過ぎてしまい、4~5丁目に行くことができなくなりました。
なのでそのエリアは次回の訪問までのお楽しみとします。
〔喫茶 マウンテン〕知る人ぞ知る奇抜メガ盛りメニュー満載の飲食店
夕方からツアーイベントの予定があったのですが、ここはどうしても寄りたかった
(登りたかった)ので無理くり訪れました。
昼時間をはずした午後3時ころにもかかわらずほぼ満席状態でしたがラッキーにも
1席だけ空いていたのでなんとか待たずに入店。
そしてさる1号さんブログに登場したメニュー「ロバライス」をオーダー。
ロバライスについて一言で説明すればピラフの具がフルーツポンチという料理です。
いったいどんな味がするのだろうとワタシの探求心に火がついてそれが名古屋を
訪れる動機の一因ともなりました。
念願かない完食。ひとそれぞれの感想があるでしょうがワタシ的には面白い味、
ということで悪くはなかったです。尤もリピありか、と問われたらそれは積極的
には・・というところが本音ですが(汗)
ちなみに画像はありません、悪しからずご了承ください。
ということで経済活動の一助の名のもとでの観光を無事に敢行したことをここに
ご報告致します。(座布団ぜんぶ持ってけ!)