【福岡県遺構探訪②】志免鉄道記念公園と福岡市赤煉瓦文化館 [旅行]
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志免鉱業所竪坑櫓の遺構を十分に堪能した次に向かった先は隣接している<志免鉄道
記念公園>です。
博多からのバスで降りた志免鉱業所竪坑櫓最寄り停留所との間の通り道に偶然にも
ワタシがこよなく愛する『鉄道廃線遺構』が静かに佇んでおりました。
このときは何も下調べをしていなかったのでただただ目に飛び込んできたものを
撮影。
記念公園を設置するくらいなので終点かと思っておりました<志免駅>ですが、後
で調べたところかつての国鉄<勝田線>=吉塚~筑前勝田間の途中駅でした、
確かに上の駅名標の画像には次の駅<しもうみ>の表示が確認できます。
なお<勝田線>は石炭産業が隆盛を極めた時代には脚光を浴びていましたが1980年
の国鉄再建法施行に伴い廃線を余儀なくされたそうです。
転車台の関連設備でしょうか・・右奥には竪坑櫓がそびえています。
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けっきょく竪坑櫓も鉄道廃線遺構も「石炭」をキーワードに密接に関係していたわけ
ですがある時代においては産業の中核として大車輪の活躍を成すも時の移ろいととも
に今はこの場にひっそりと佇んでいるということなのですね。
そんな歴史の移り変わりをひしひしと感じながら、ソングさんとワタシは停留所まで
戻り博多方面行のバスに乗車して次の目的地へと向かいます。
(逆光を修正する技術を持ち得ず稚拙な画像で大変失礼します)
中洲に今なおそびえる古煉瓦建物。
<福岡市赤煉瓦文化館>
もともとはこちらをメインで見学する予定でした。
この日は快晴だったので建物のレンガ色と青空とのコントラストがとても鮮やか
でした。
この建物1909(明治42)年、日本生命九州支店として竣工されたそうですが、現在でも
なお館内は貸会議室やコーヒーショップとして現役で活躍しています。
レトロ感満載ですが、実際この日は別の会議室で会議が行われていました。
(3密回避のためか扉をあけて真剣に議論がなされておったのを覗き見しましたw)
素敵な窓のデザインとまるテーブルと椅子。
店内で販売されている飲み物はここでゆったりと嗜むことが出来ます。
朝から快晴の下を歩き通しだったので嗜む間もなくアイスコーヒー一気飲みでしたよ。
らせん階段。この階段は他の美術的な造りにはちょっとそぐわない、後付けかしら・・
玄関とカウンター・・再び格調高い内部の画像となります。
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以上ワタシの付け焼刃的福岡県泥縄式遺構探訪でした。
改めましてsong4u様、半日お付き合いいただきましてまことにありがとうござい
ました。
コロナが下火になって落ち着きましたら東京へのお出かけをお待ちしておりますので、
その節はソングさんサポーターの皆さんで小宴でも催せたらいいなあと妄想しており
ます。