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【ジャズライブ】リターン・トゥ・フォーエヴァーのコンサートに行ってきました [音楽]

9月27日、日本へ30年ぶりにやってくる「RETURN TO FOEVER」が

トップを切って名古屋の「愛知県芸術劇場」で公演を行うので、万難を

排して出掛けて行きました。

自分としても著名人のジャズライブは30年ぶりくらいで聴きに行くことに

なるので、この日を心待ちにしていました。

自分にとってはRETURN TO FOEVER=チック・コリア、スタンリー・

クラーク、レニー・ホワイトという変わらぬメンバーの演奏が聴けるという

楽しみもさることながら、何とエレクトリックバイオリン奏者の「ジャン=リュック・

ポンティ」が加わるということなので、私の期待度は沸点に達していました。

それこそ我がジャズミュージック試聴歴は30年ほどすっぽ抜けており、

ホントこの1~2年ほどで懐古趣味の如くかつてエアチェック(もう死語)

したりLP盤(これも死語)から録音したカセットテープを聴いている次第なのです。

まだ「フュージョン」という言葉が生まれていなかった時期、「クロスオーバー」

という表現で「ジャン=リュック・ポンティ」の音楽は語られていました。

私にとって電子バイオリンという楽器が非常に珍しく、かつ彼が奏でる

演奏はまさにジャズ、ロック、クラシックが融合されたような不思議な魅力を

持ったものでしたので一気に魅かれたのでした。

一方「RETURN TO FOEVER」の方は、同名のアルバムが発売された

のは1972年のことですが、私はリアルタイムとまではいかなくともその

4年後位にこのアルバムと出会い、ファンタスティックなサウンドに一瞬に

して魅了され、当時は何度も何度も夢中になって繰り返し聴きました。

そんな私にとってFavorite Artistたちのコラボがここ名古屋で、しかも

日本での初っ端公演ということなので、これは聴きに行かない訳には

いきません。

しかし当日は仕事が長引いてしまい、30分ほど遅刻して会場に駆け込みました。

ちょうどジャン=リュックがソロを演っていました。

おおこのサウンド、30年越しの夢が叶って聴覚だけでなく視覚でも捉える

ことが出来たのです。でも意外に小柄(演奏とは関係ありませんが・・)

チック・コリアが小柄なのは存じてましたがふたりとも同じくらいですね。

それにしてもチック・コリア・・御歳70歳だそうです。

ルックスもピアノさばきもどう見ても聴いても70歳の老人とは思えない。

恐るべしチック・コリアです。

一方ベースのスタンリー・クラークは大柄で演奏も迫力満点。

特にウッドベースを打楽器のように叩いて演奏しているところには

圧倒されました。

演奏されている曲目は永年のブランク故、殆ど把握できませんでしたが、

ラストの曲は余りにも有名な「SPAIN」

チックも役者で、ピアノの旋律部分を観客席にマイクを向け、我々に

声で唄わせて盛り上げを図ってくれました。

その後鳴りやまぬ拍手に引っ張り込まれアンコールを披露。

汚れ放題だった私の「命」はこの2時間でたっぷりと洗濯が出来て、

ぴかぴかになったのでした。そう、俗に言う「命の洗濯」です。

(あ、でも30分聴き逃した、会社よ、30分返してくれ~ いや、こういう

 発想をすること自体命の洗濯が出来ていませんね)

 

 

 

 

 

 


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song4u

良かったですね~♪
ラガーさんの期待感や嬉しさいっぱい感などが、
臨場感豊かに文字と文字の間から溢れ出してますよ。
読んでて、それをこぼさないように気をつけました!^^;

30分遅刻しても入場できて、これも良かったと思いました。
演奏が始まるとシャットアウトするような、気難しい会場も
一部にはあったりすると聞きますから。

いやあ、だけどいい話ですね~。
関係ないこっちまで嬉しくなっちゃうなあ。(笑)
by song4u (2011-10-02 11:09) 

ふぐたろう

命の洗濯ができてよかったですねー♪

それにしても「死語」をリアルタイムで知ってます(^^;)
同世代なんでしょうね(笑)

by ふぐたろう (2011-10-02 13:05) 

NO14Ruggerman

song4uさん,nice!&コメありがとうございます。
そんな風にコメントされるとヒジョーに照れちゃいますょ。
単なる自分本位の感想を記した日記に過ぎないので
共感していただけるとは恐縮頻りです。

遅刻入場は助かりました。チケットには「小学生以下の
入場はお断り」と記されていましたが「遅刻入場お断り」の
文言は無かったのでイケルと踏んでいましたが・・
by NO14Ruggerman (2011-10-02 23:11) 

NO14Ruggerman

ふぐたろうさんnice!&コメありがとうございます。
本日もたっぷり「命の洗濯」をしてきましたので
後日またブログで・・

どこのお宅でもレコード針の入手が困難で
死蔵されてしまっているLP盤が多いのでは・・
と思っております。
by NO14Ruggerman (2011-10-02 23:15) 

rtfk

お早う御座います^^)
RTF観に行かれたのですね!
羨ましいです(^w^)
ワタシも以前は随分聴いていました。。。
今度家に帰ったら引っ張り出して聴いてみようかな(^m^)
おっと今日当たりYoutubeで「スペイン」を・・・!
by rtfk (2011-10-03 07:29) 

mwainfo

チックコリア、素晴らしい。まさに「RETURN TO FOEVER」です。Tokyo
Jazzでは上原ひろみとの連弾でうならせました。LPレコードは死語ではありません。音源幅はCDより広いと聞きます。jazzが輝いていた貴重なモニュメントですね。
by mwainfo (2011-10-03 09:37) 

NO14Ruggerman

RTFKさんnice!&コメありがとうございます。
RTFはSPAINも勿論著名ですが、私的には
初代RTFのLa FiestaがMy Favorite Songです。
けれどジョー・ファレルやアイアート・モレイラと組むことはもう
無いのでしょうから、LP盤を聴いて楽しむこととしています。

ところでRTFKさんのハンドルネームはもしやRTFが
もととなっているのでは・・
by NO14Ruggerman (2011-10-04 07:30) 

NO14Ruggerman

mwainfoさんnice!&コメありがとうございます。
LP盤はひところ完全にCDに押されましたが、
確かに最近はレコード針が復刻、流通し出して
生き返ってきてますよね。

私も感覚的にLPの方が音が軟らかくて優しい
ような気がしています。
by NO14Ruggerman (2011-10-04 07:35) 

tamanossimo

きゃ~
うらやますぃ~~♪
by tamanossimo (2011-10-04 16:33) 

NO14Ruggerman

tamaさまnice!&コメありがとうございます。
そんな~ うらやますぃがっておらずに、
10月8日(土)日比谷野音で追加公演が
ありますよ~~♫

by NO14Ruggerman (2011-10-04 22:04) 

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