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ポールマッカートニー来日公演 [音楽]

ポールマッカートニー  御年71歳

11年前に60歳で来日公演されたときは、青森に住んでいたこともあり

東京まで出てきて聴きにくることは叶わず、もう縁がないものと思っていました。

それがよもや70歳を超えて来日されるとは夢にも思いませんでした。

今回人からお誘いを受け、¥16,500は決して安くないチケット代ではありますが

聴きに行かなければ一生悔いが残ると思い、東京ドームへと出かけたのです。

 IMG_0644.JPG

19時開演で、私は18時ころ会場にたどり着いたのですが、既に満員電車なみの

混雑状態で特にグッズ売り場は長蛇の列で、あれだと並んでる間に演奏が始まって

しまうのではないかと他人事ながら心配してしまうほどでした。

IMG_0646.JPG

さて本日はどんな曲を演奏してくれるのだろうか、と気になりウエブで大阪公演の

曲目を調べてみたら、信じられないことに38曲、2時間45分の演奏時間とのこと。

2年前にチック・コリア(ジャズピアニスト)のコンサートを聴きに行ったとき、彼もちょうど

70歳でしたが、若々しいルックスとファンタジーな演奏に正直驚きました。

しかし彼の場合ヴォーカルは無く、しかもリターン・トゥ・フォーエヴァーというグループ

としての演奏でしたし、時間もちょうど2時間くらいでした。

なので71歳でいてソロで歌いっぱなし、しかも3時間近くライブを行うというのは

信じがたいことです。(実際、そんなに長く演るとは思っていないので前橋まで帰る

終電に間に合うか心配になっていまいました(笑))

 

と期待に胸を膨らませつつ待つこと20分、赤いロングジャケットに身を包んだ若々しい

もとい、若いポールが颯爽と登場し、オープニング曲は初期のビートルズ時代のヒット曲

「エイト・デイズ・ア・ウイーク」でスタートです。

次の曲ウイングズ時代の「ジュニアズ・ファーム」に入る時には既にジャケットを脱ぎ捨て

白いシャツ姿で情熱的にギターを奏でます。

その姿はどこをどう見ても71歳の(世間で言うところの)老人には見えません。

その後はギターからピアノにと楽器を替えて、曲調も動から静へと変化を楽しませて

もらえる順番で演奏が続きます。

ピアノのときは座ってしんみりと演奏されますが、再びギターに戻るとエネルギッシュに

舞台を動き回ります。(くどいですがホントに71歳?)

また今は亡きビートルズ時代の僚友ジョージ・ハリスンの名曲「サムシング」をウクレレ

一本で演奏しながら歌われたのは意外で、胸を打たれました。

 

そしてビートルズナンバーとして不朽の名曲「レットイットビー」が披露されると、

私の興奮も最高潮に達します。

というのも自分にとってビートルズとして解散前にリアルタイムで聴けた唯一の曲が

この「レットイットビー」であり、それがレコード(死語)でなく生歌で聴けたからです。

 

いよいよクライマックスは最大のヒット曲で締めか、と思いきや意外にも、ウイングス時代の

サントラ盤ヒット「死ぬのは奴らだ」です。

しかしこれには仕掛けがありました。

イントロ部分で迫力に満ちた爆音のような演奏があるのですが、それに合わせて本当の

爆音とともに舞台から炎が上がったので度肝を抜かれてしまいました。

演奏以上の迫力で意外な演出にやられました。

 

そして締めは最近矢沢のえーちゃんがCMで演じているので、若者にもよく知られて

いる「ヘイ・ジュード」です。

最後のコーラス部分は会場と一体となって繰り返し歌ったので大盛り上がりです。

 

とここまでで既に2時間を超えていましたが、ここから驚異の2回アンコールで9曲を

こなしてくれたのです。

 

最後の最後は名盤アビイロードに収められているメドレー「ゴールデン・スランバー~

キャリー・ザット・ウエイト~ジ・エンド」でホントのホントに”THE・END”となりました。

また最後の曲に入る前のポールのしゃべりにも感心。

「今日はもう遅いから眠いだろ、家にお帰り」と話して、ゴールデン・スランバーの歌詞

Once there was a home To getback home. sleep~

まさに夢のような2時間45分でした。

 

因みに終電には新幹線を使って何とか間に合いました。(始発がアタマをよぎりましたが

乗ることができ、ほっと一安心)

 

 


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コメント 12

song4u

夢のような2時間45分・・・まさにその通りですね♪
71歳という年齢はさて置き、ポールさんは真のエンターティナーですよね。
福岡ドームでは、アンコールの時に「もう1曲どげんね?」と言ったそうです。
もう、ビックリだなあ。
ぼくなんか、もう泣きの涙でありますよ。
意地の悪い友人たちに、「お前、なんで行かんかったとや?」とか言われて。

聴きに行かなければ一生悔いが残る・・・確かに!
でも、この悔いって、行った人たちには決して存在しない果報です。
・・・なんてね。悔しいから、そう思うことにしました!!^^
by song4u (2013-11-25 21:39) 

NO14Ruggerman

ソングさんnice!&コメありがとうございます。
ソングさん、行かれなくてご愁傷さまです。

ポールの博多弁?聞きたいですね。
東京ドームでもかなり日本語を発していましたよ。
福岡(正確には久留米ですが)は日本のリバプールとも
言われているくらいだから、リバプール出身のポールには
博多弁がお似合いかも知れませんね。
by NO14Ruggerman (2013-11-25 22:19) 

cafelamama

素晴らしコンサートだったんですね。
アンコールの最後を「ヘイジュード」で盛り上げ、
「ゴールデンスランバー」で、終わるなんて
記事を読みながら、鳥肌が立ちました。
ギリギリで終電に間に合ったとのこと。
高校時代に武道館のコンサートの後、
上野から最終列車で水戸まで帰った時のことを思い出しました。
列車の中の高揚感を今も覚えています。
by cafelamama (2013-11-26 08:02) 

sig

すごいパワーですね。これをプロと呼ぶのでしょうね。
時間にはハラハラさせられたかもしれませんが、かけがえのない時を過ごすことができましたね。
by sig (2013-11-26 21:37) 

NO14Ruggerman

cafelamamaさんnice!&コメありがとうございます。
私ごときの無味乾燥な記録記事に「鳥肌が立ちました」とは
光栄この上ないことです。ありがとうございます。
私も前橋に戻る途中の電車の中では年甲斐もなく
高揚感に浸っておりましたw
by NO14Ruggerman (2013-11-27 23:23) 

NO14Ruggerman

sigさんnice!&コメありがとうございます。
もうプロ中のプロですね。
観客を楽しませてくれる術を知り尽くしている、
といった感じでした。

実は水道橋駅のホームで目の前でドアの閉まった
電車に乗れていたら在来線で帰れたのですが
気持ちがほっこりしていたので全然腹が立ちませんでした(笑)
by NO14Ruggerman (2013-11-27 23:28) 

獏

嗚呼 行きたかったんです(涙)

by 獏 (2013-11-30 09:50) 

トリック

 メインモルトのマスターが、大阪の追加公演が、先に決まっていた日の前日に組まれた事にやり方が汚いわ~、と吠えてましたわ。
by トリック (2013-11-30 13:01) 

八犬伝

物凄くよかったみたいですね。
見に行った友人から聞きました。
無理してでも、行けばよかった
と、後悔してます。
by 八犬伝 (2013-11-30 15:42) 

NO14Ruggerman

獏さんnice!&コメありがとうございます。
細切れではありますがユーチューブで
日本公演が見られますよ。
また日本公演に限らなければ、ほぼ同じ曲順で
フルタイムでアップされているようです(ご参考までに)
by NO14Ruggerman (2013-12-02 22:37) 

NO14Ruggerman

トリックさんnice!&コメありがとうございます。
しかしあれほどの重労働で神業の公演を追加してくれる、
というポールはもう本当の神様だと思ってしまいます。
by NO14Ruggerman (2013-12-02 22:40) 

NO14Ruggerman

八犬伝さんnice!&コメありがとうございます。
物凄くもの凄くものすご~くよかったです。

海外によく行かれる八犬伝さんでしたら
ヨーロッパ公演を観賞される、という手も
あるのでは・・
by NO14Ruggerman (2013-12-02 22:43) 

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