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碓氷峠/鉄道文化むら [旅行]

先日横川駅(信越本線の群馬県側終着駅)前にある「鉄道文化むら」を訪れて

みました。

私も鉄っちゃんのはしくれとして、まれに拙ブログで鉄記事を取り上げてきましたが、

私の場合鉄道ファン若しくはマニアの皆様には遠く足元にも及ばない単なる素人に

毛が生えたような存在でして

①乗り鉄

②廃線巡りファン

③鉄道路線終点フェチ

として、つつましやかに趣味を楽しんでおります。

そんな自分の趣味を満喫できるスポットが「鉄道文化むら」でして、群馬に

移ってきた当初から訪れたいと、願っていたことをようやく実現させたものです。

碓氷峠鉄道文化むら.JPG

「鉄道文化むら」について簡単に触れますと、98年の長野オリンピック開催の

交通手段として長野新幹線が97年に開通したことにより旧信越本線の横川=

軽井沢間が廃止となりましたが、この趣深い歴史を残すために99年に開園

されたものです。

では何が趣深いのか、について以下に触れてゆきたいと思います。

横川=軽井沢間ジオラマ(めがね橋).JPG

(鉄道文化むら内の「鉄道資料館」に飾られている大変立派なジオラマ。)

 写真の中心部にアーチ橋がありますが、これがかの有名な横川=軽井沢間の

通称めがね橋です。

この区間は明治年代に鉄道を開通させるのには高低差において日本有数の

難所で、アプト方式という歯車のかみ合わせのような形式で登坂させることにより

開通に漕ぎつけました。

碓氷峠けん引車.JPG

ご覧のように開業当初は蒸気機関車で後ろから押して登ったのですが

一駅(11.2Km)に何と75分もかかっていたのです。

ビデオではちょうど長野新幹線の東京=長野間と同じ時間です、と解説

していました(苦笑)

ついでに私は駅間距離マニアでして、幼少の頃から特に駅間距離の長い

箇所を通過することに興味津々で、興奮を覚えていました。

ここ横川=軽井沢間は関東圏では最長不倒距離なので、いつか制覇したいと

夢見ており、母親の実家の長岡市(新潟県)を訪れるとき無理を言って信越本線

経由で訪れて念願を叶えたのでした。小学校3年のときです。

ここを乗り鉄したときはそんな事情などつゆ知らずで、ローカルな景色をエンジン

音の唸りを轟かせて疾風の如く通り過ぎて行くことを期待したのに、何かノロノロ

だらだらと走って終わってしまい、とてもがっくりした印象が残っています。

(確かに景色は絶景でしたが)

 

あさま.JPG

(かつて信越本線のエースとして活躍した特急「あさま」)

客車.JPG    客車内部.JPG

(戦前くらいの客車なのでしょうか?解説が見当たらなかったので解りません)

 パンタグラフ.JPG    トロッコ列車.JPG

(左・・EF63電気機関車のパンタグラフ  右・・文化むらと峠の湯を結ぶ(廃線を走る)トロッコ)

車両置場.JPG

ご覧のように鉄道文化むら施設内は、旧車両やその関連グッズの展示やら

トロッコ列車の運行やらで家族連れや鉄道マニアで賑わっていましたが、

本日の私の真の目的は廃線跡を歩いて日本最大級の廃線アーチ橋

「めがね橋」を眺める ことなのです。

 

地図.JPG

鉄道文化むらとその周辺施設の地図です。

めがね橋まで4.7Km(上り坂なので所要時間は約90分)となっています。

さあて、ここからが日ごろウオーキングでの成果の見せどころですかね。

本当はめがね橋の更に先にある「熊ノ平」(6.0Km)まで行きたいところ

ですが、峠の湯に浸かって、その後に乗車予定のトロッコ列車の運行時間

に間に合わなくなるのでそこは断念。(トロッコ列車の乗車を臨機応変に対応

してくれればいいのに、定員オーバーを怖れて予め乗車の時間を指定せねば

ならないシステムとなっています)

 

さて長くなったのでこれより先は次回とさせていただきます。

(炎天下を帽子もかぶらず、心臓破りの廃線跡坂道を歩いて、果たしてめがね橋

まで辿りつけるか・・・)


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コメント 10

sonic

横軽の思い出は私にもあります。
なので、このトロッコに乗ったときは感慨深かったです。
次回が楽しみです。
ヨ3500は車掌車で、弊ブログに時々でてくる「かしゃま文化会館」になった車両と同じ系統です。
中は休憩室向けに改装されてますね。
by sonic (2013-07-16 11:42) 

獏

学生時代に何度かこの廃線区間を列車で通りました^^)
今となっては思い出ですねぇ。。。

by 獏 (2013-07-16 13:17) 

song4u

ぼくは“鉄分”は薄いので記事で拝見するだけですが、
なかなか楽しそうな内容だと思いました。^^
4.7kmで90分とは、かなり上り勾配がキツかったのでしょうか。
本文中にもあるように、ここはひとつ、ウォーキング倶楽部員の
真骨頂を見せていただきたいものです!!
ぼくも次回が楽しみっ♪
by song4u (2013-07-16 20:59) 

ケロヨン

昔は、軽井沢へ行くのは列車でも車でも大変でしたね。
碓氷峠で台風に巻き込まれ、身動き取れなくなったことを
思い出しました。
峠の駅弁売りとか、気動車のモータ音とか、
今でもありありと思い出します。
よい時代でしたね~(^^
by ケロヨン (2013-07-17 23:51) 

NO14Ruggerman

sonicさんnice!&コメありがとうございます。
また車両の解説もありがとうございます。
確かに「かしゃま文化会館」私も何度か拝見している
はずなのに、全然気づきませんで大変失礼いたしました。
改めてググってみると色んなところで解説されていて
とても勉強になりましたし、この車両相当奥が深いのですね。
遅まきながら関心が湧いてきました。
by NO14Ruggerman (2013-07-18 00:04) 

NO14Ruggerman

獏さんnice!&コメありがとうございます。
正確には獏さんが乗車したのは、私が歩いた
箇所ではなく新線のほうなんです。
なぜなら廃線跡のほうは今からちょうど50年前の
昭和38年に運航を取りやめていまるのです。
by NO14Ruggerman (2013-07-18 00:10) 

NO14Ruggerman

ソングさんnice!&コメありがとうございます。
私は隔月程度の鉄分補給で何とかまかなっています。

さてウォーキング倶楽部の実力を見せるられるかは
次回のお楽しみとしてください(と随分引っ張る 笑)
by NO14Ruggerman (2013-07-18 00:15) 

駅員3

ここの前を通ったことはあるのですが、未だ入ったことはありません。
一度は行ってみたいですね♪
by 駅員3 (2013-07-18 09:07) 

NO14Ruggerman

ケロヨンさんnice!&コメありがとうございます。
そういうときは「峠の釜めし」をゆっくりと
召し上がられて台風が去るのを待ちましょう。
by NO14Ruggerman (2013-07-18 22:31) 

NO14Ruggerman

駅員3さんnice!&コメありがとうございます。
入場料+トロッコ列車(片道)+「とうげの湯」入湯料で
パッケージ料金¥1,300でした。
私的にはリーズナブルな価格だと感じましたよ。
by NO14Ruggerman (2013-07-18 22:34) 

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