“がんばり野菜”の「こうがらし」 [音楽]
まず言い訳から入る。
理由は後で触れるが記事にするタイミングを1か月逸してしまったのである。
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8月31日は〔野菜の日〕だったそうだ。
なんでも昭和58年に全国青果物商業協同組合連合会などが定めたとのことである。
〔○○の日〕というのはきょうび五万と存在するので、この日が野菜の日であったこと
は生産農家など関係者以外にはあまり知られていないのではないか、と思う。
しかし賢明なブロガーである諸兄ならご存じなかったとしてもなぜこの日を野菜の
日と定めたのかすぐに察するところだろう・・・・
ことばで「野菜」を発音をしてみる、やさい→や(8)さ(3)い(1)という訳だ。
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私が6年越しで応援している歌手の<上奥まいこ>さんは出身地の長崎と東京および
首都圏で精力的に活動しているシンガーソングライターだが、この8月31日に新曲を
発表された。
それがタイトルに掲げた“がんばり野菜”である。
〔JAセレサ川崎〕が<上奥まいこさん>(作詞)とAKB48で大ヒットした“恋するフォ
ーチューンクッキー”の作者として知られる<伊藤心太郎さん>(作曲)に依頼して
作り上げられたものだ。
縁あって現在川崎市に住まわれているまいこさんにセレサ川崎の組合長からのオファ
ーがあり、そこでまいこさんが川崎市の野菜についての特長を勉強したうえで作詞を
手がけ、まいこさんのサウンドプロデューサーを担う心太郎さんが作曲を担当した
ことにより完成に至ったそうである。
お聴きの通り“がんばり野菜”は子ども向けの明るく楽しい楽曲であるが、これはまい
こさんが最も得意とする分野なのである。
というのも2年前に移転により新たなスタートを切った故郷長崎県の<外海(そとめ)中
学校>の校歌を心太郎さんとのコンビで作り上げた実績者でもあるからだ。
さて歌詞の中でアスパラガスやキャベツなどおなじみの野菜が歌われているが、一部
聞き慣れない名詞が登場したのにお気づきだろうか。
「香辛子(こうがらし)」である。
私は初めてこの歌を聴いたとき「こ」と「と」を聴き間違えたものと思っていた。
しかし動画に歌詞が映し出されているので文字を追ってみると「こうがらし」となって
いる。
これはミスプリではないだろうか・・・
気になったので当のまいこさんに尋ねてみたらミスプリでもなんでもなく「こうがらし」
という新たに川崎で誕生した野菜なのだそうである。
すかさずネットでも検索してみた。
『華やかな色彩とフルーティな香りを特徴とするかわさき生まれの燃焼系野菜』と解説
されていた。
『食』に対しての好奇心は人一倍強いほうなのですぐにでも現物を手に入れたくなった。
そこで「こうがらし」を販売しているとされる〔JAセレサモス・宮前店〕を訪れてみた
のだがその日は残念ながら入荷されていなかった。
今が旬らしいのになぜ入荷されていないのかお店の人に聞いてみたのだが天候不順だか
らだろうとのこと。
きっと開発されたばかりなのだから生育がナーバスなのかも知れない。
〔JAセレサモス・宮前店〕は決して近所ではないので頻繁に訪れることは出来ないが
粘り強く訪問して私にとってこの未知の野菜「こうがらし」をはやく体験したみたい。
ということで本来「こうがらし体験記」としてアップするつもりでいたのだが、もう
1か月が経過しようとしているもののそれが実現に至っていないため中途半端ではあるが
まずはこの謎に包まれた新種の野菜についての情宣として発信させて頂く。
また加えて上奥まいこの新曲“がんばり野菜”のプロモートとしても。
なお蛇足になるが〔JAセレサ川崎・宮前店〕を訪れた時「こうがらし」に振られて手ぶら
で帰るのも何だったので、とうがらしコーナーに陳列されていたやはり見慣れない野菜
「むらさきししとう」を買ってみた。
シシトウはシンプルにフライパンで炒ったものに味噌をつけて食しているのだが、この
むらさきししとうも同様にして食したところ味がマイルドでとても食べやすかった。
ますます「こうがらし」への想像が膨らみ期待が高まるのであった。