【深大寺】マロちゃんの眠る墓と鬼太郎のお父さん [地域]
先週の4連休はコロナ禍を回避するため基本的には自宅に潜んでいましたが、1日だけ
最近仏像巡りを精力的にこなされているRchooseさんの深大寺探訪に英ちゃんとともに
お供をして参りました。
SSブログで深大寺を散策された他の方の記事を見かけるたびに、ワタシもいつかそばを
食べに訪れてみたいなぁと思っていたのですが、それよりも自分には大切なミッション
が課せらていたことを突如思い出したのです。
20年以上も前のこと、娘が小学校高学年を迎えていた冬、クリスマスにサンタさん
から念願のジャンガリアンハムスターが贈られてきました。
それまでの娘は親が何度注意しても自分の机の片づけがまったくできなかった。
弟が2人いて世間体にはしっかりお姉ちゃんと讃えられているにも関わらずです。
しかしそんな娘が我が家にやってきた小さな家族のお世話係として住まいの飼育かごの
水かえや掃除を毎日マメにやり出すと自然に自分の机の整理整頓も行き届くようになっ
たのです。母性愛が本人の成長を促してくれたのでしょう。
その愛くるしくてまるまるとした小さな家族に、娘が当時熱心に視聴していたテレビア
ニメ『おじゃる丸』の一人称「まろ」から「マロちゃん」と名付け溺愛し続けました。
可愛がりすぎて餌を頻繁に与えたものだから名は体をあらわすではないけれどゴムまり
のようにまん丸に育ってゆきましたが大事に大事に育てたおかげか平均的なハムスター
の寿命よりはかなり長くわれわれ家族の一員として暮らすことができました。
が衰弱が著しく進んだとある冬の朝、青息吐息のマロちゃんが娘は気がかりで寝ていら
れず早起きして見守る中最期は娘の掌でやすらかに天へと召されたのです。
娘の落胆ぶりが忍びなかったので、当時住んでいた青森の火葬場に連絡して、火葬にし
てもらいました。
チリと見まがうほどの分量のお骨でしたが骨壺の中に納めてしばらく自宅で一緒に過ご
したあと、夏を迎えた頃東京に引っ越したので、深大寺の動物共同墓地へ永代供養とし
たのでした。
それから不精をしていて一度も供養に訪れていなかったので、今回約20年間の不義理
を詫びるべく深大寺へと向かったのでした。
と前置きが長くなりましてすみません、この日は朝10時に吉祥寺駅改札口に集合という
事でしたがみなさん紳士淑女で9時40分には揃ったのでバスで深大寺に向けていざ出発。
深大寺のバス停で降りるとすかさず大黒様と恵比寿様が迎えてくれます。
山門の屋根の部分は見事に緑色の草が生い茂っておりました。
(鎌倉のお寺でも見たような気が・・)
本堂を参詣後、ワタシにとって本日のメインイベント、動物霊園に向かいました。
前の画像は動物慰霊塔を撮ったものですが(いつもながら)ワタシの撮影技術では
ショボいので動物霊園のHPのものをどうぞ。
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さてミッションを果たしたのちに向かった先は<鬼太郎茶屋>
鬼太郎とはもちろんマンガ家水木しげる先生の代表作『ゲゲゲの鬼太郎』のこと
です。
ではなぜ深大寺で鬼太郎茶屋かと言うと、深大寺=調布=水木先生の自宅兼事務所
という関係です。
茶屋の2階が展示室になっており¥100の入館料を払って見学しました。
これは自分が気になって撮ったものです.
『鬼太郎の父』と『目玉おやじ』が紹介されていることが引っかかったので、あと
で改めて目玉おやじの生い立ちを調べてみて合点が行きました。
すなわち正真正銘の鬼太郎の父親は鬼太郎が生まれる直前に病に罹ってミイラ化し
た末に死に絶えるも、やはり同じころ死亡した母親から自らの生命力で生まれてき
た鬼太郎の後を追うべく、ミイラの死骸の目に意思が宿りそして視神経が手足とな
って誕生したものである、ということです。
伝説の月刊漫画誌『ガロ』にも登場していたのですね。
調べたら貸本時代から引き継いだ『鬼太郎夜話』なる作品がこの『ガロ』に掲載され
ていたということだそうです。
さてさてここまで見学してもまだお昼前でした。
混雑する前に早めにお昼を摂りましょうということで
ワタシが注文したのは『よもぎそば+深大寺ビール』
しかしこのときRchooseさんの注文にはつくづく感心してしまいましたよ。
ワタシや英ちゃんがこういう場所では当然のごとく話題性満載の地ビールを
オーダーするいっぽうでぶれることなく『キリンラガー』を注文する生粋の
ビール党だと感じまして恐れ入りやの・・いやここは深大寺でした。
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このあと3年前に国宝に指定された釈迦如来像を拝んで、それから神大植物園を
許しを~)
ということでワタシ的にはかなりいろいろ見て回った感が満載だったにも関わら
ず吉祥寺駅まで戻ってもまだ14時です。
この後のことをお二方は触れられていないようですのでワタシめが代表して報告
します。
向かった先は中央線で一駅東京寄りとなる<西荻窪駅>です。
<ボードゲームカフェ>です。
(なおこの写真は今回の前に訪れたときに撮影したものです)
知人のご子息が昨秋にオープンされたお店です。
とても若い店長さんのお店ゆえデジタルのゲームを楽しむ所かと思いきやさに
あらずでまったくもってアナログのオンパレード。
こちらは『八十日間世界一周』というすごろくのようなゲーム。
ルールは単純ですが制約が細かいので店員さんに解説してもらいながらでないと
ちょっと厳しいかも、ですがその分奥が深くて嵌りそうなゲームです。
(これも前回訪問時のもの、なぜなら今回はゲームに夢中になりすぎて撮影0でした
から)
写真なしですが『カタカナーシ』という単純なゲームが一押しです。
クイズ王の英ちゃんが不思議なほどまったく冴えずRchooseさんの独り勝ちでした!
さてここまで記してきてナンですが、行動したのは7月24日で本日が8月2日。
この10日間でコロナの猛威が(自分の)想定をはるかに上回るレベルで進んできて
おりますのでこの先はふたたび巣篭もりやむなしの状況です。
また幸いにも自身の健康状態は今のところ微熱も味覚障害も発生しておりません
のでひとえに幸運でした。
本記事は決してみなさんを煽るつもりのものではなく、大変身勝手な意見で心苦
しい限りですが、自身の日記としての位置づけでもあるということでご了承いた
だけましたらと存じます。