頸椎ヘルニアその後~目からウロコの整体治療 [健康]
<アナログ握力計>・・記事中の握力はこれで測定
昨年の7月でした。右手に力が入らなくなり、日常生活にかなり支障をきたしたのです。
私は十数年来『頚椎ヘルニア』の持病と付き合ってきて、不定期ですが2〜3年に一度の
割合で激しい肩凝りが発症します。
かつて転勤族だったためかかりつけ医が決まっていなかったのですが4年前に東京に戻っ
てからは知り合いの気心が知れた先生に診てもらえるようになりました。
今から2年前のことです。その先生に初めて頸椎を診てもらったとき「手を握って力を
入れてください」と言われその通りにしたら、これだけ握力があればさほど心配すること
は無いでしょう、と診断して頂いたので小躍りして喜んだものです。
というのもそれまでに診てもらった先生からは握力について言及されることなくMRI画像
での頸椎の潰れ具合の結果から判断されて頚椎への振動を極力抑えるためスポーツはおろ
かランニングすら禁止、と命ぜられ以来非常に落ち込んで過ごしてきたので、この診断は
心強かったです。
ところが握力問題なしと下された1年後に当たる昨年夏、激しい肩凝りがやってきたので
また厄介な病気との付き合いが1か月ほど続くものかと憂鬱な気持ちになっていたのも束
の間、冒頭の症状が現れ、まさに握力が著しく低下したのでかなり動揺した面持ちで気心
知れた先生のもとへ駆け込んだのでした。
なんせ字が書けなくなるわ、お箸が持てなくなるわ、電車でつり革が掴めなくなるわ、
エレベーターに乗ってもボタンが押せないわなど日常生活に著しく支障をきたすように
なってしまったもんですから。
先生にその状態を伝えひととおり診察を受けた後今回も手を握って握力を調べてくれたの
ですが、さすがのおおらか先生でもこれは深刻だと思われたようで頸椎・脊椎の専門病院
を訪ねるように提言され速攻で紹介状を作成してくれたのです。
私もその場から紹介された専門病院に連絡すると診察のアポがとれたので間髪入れず診て
もらうことができました。
担当の医師はお見受けするところ三十代前半くらいの若手先生。
痛みを取り除くには手術が一番、と語り口は穏やかですがズバリ明言してきます。
当病院で腰の手術は年間300件、頸は100件の実績がありますとか、最近有名人で
X JAPANのYOSHIKIが手術のために渡米して成功したとか、私が手術を決断しやすい
材料を色々と並べて説得にかかります。
ちなみにYOSHIKIの場合内視鏡で行い術後翌日にはドラムを叩いた、と言われている
ほどなので自分も手術を行うとしたら執刀より内視鏡を希望する旨を伝えたのですが
私の場合頸椎椎間板の潰れた個所が多数に渡っているため内視鏡では対応不能と言われ
てしまいました。
前から切ると3週間程度、後ろからだと2週間程度、と説明されまるで自分がうなぎで
これからさばかれてしまうような心境を味わいましたね、関東の背開きに対して関西の
腹開き。
いずれにせよく検討して2週間後に結論を出すということでその場は解放されました。
そして2週間後。幸いにもこの間に痛みがかなり落ち着いてきて、また力(ちから)の具
合も最悪時より若干持ち直してきたので慌てて手術する必要も無いと考えます、と私が
申し出たところ若い先生の方でも患者の意見に従ってくれました。
ドン底状態のときの握力が22kg。健康時には47~8Kgはあったと思うので半分以下。
若い先生も10kg程度まで低下したなら手術を強く勧めますが、とのことでした。
因みにこの日(手術見合わせを伝えたとき)が28kgと少し改善したおかげで文字はミミズ
字になるものの書けるようになり、歯ブラシも指二本で握ることはまだまだ叶わないもの
の指全体で握ることは出来るようになりました。
結局専門病院では手術を行わないのであれば通院不要となり終了、気心知れた先生のもと
でも薬を処方してくれるわけでもない(私が大の薬嫌いなこともあり)ため、やはり通院の
必然性が無くなったので握力28kgの中途半端に力が入らない状態と一生付き合っていく
覚悟で悶々とした日々を送っていたのでした。
整体治療を受ける、という選択肢も考えに入れてはいましたが、整体師と患者のからだの
相性があると聞いていたし、事実整体にかかったら症状がひどくなった知人を知っていた
ので整体治療院の門を叩く決断に踏み切れずにおりました。
そんなとき友人のご子息が数か月前より整体治療院を開設したことをその友人から聞き、
友人本人も腰の治療でかかったら改善されたとのことなので藁をもすがる思いで治療院を
訪れてみました。
ここから先は私にとって目から鱗の展開です。
と、ここまで綴ってきましたが月イチブロガーにとってはこれ以上集中力が続きがたい
のでいったんここで中休みとして以降は次回とさせていただきますのであしからずご
了承ください。
{次回投稿目標・・1週間以内。お約束はできませんが (苦笑)}